英検を創設した旺文社創業者 赤尾好夫さんとは? 「赤尾の豆単」、「蛍雪時代」出版! 日本初の通信教育開始! 文化放送、日本教育テレビ(現在はテレビ朝日)の創業と放送大学の設立に貢献! 射撃の達人(全日本選手権優勝、世界選手権 銀メダル獲得)! ローマ法王から銀大勲章付大聖グレゴリオ市民二等騎士章!

◼️赤尾 好夫(あかお よしお)さん

1907年(明治40年)3月31日 – 1985年(昭和60年)9月11日)

日本の出版人、放送人

◼️経歴

山梨県東八代郡英村(現笛吹市石和町)出身。

1931年、東京外国語学校(東京外国語大学の前身校)イタリア語科卒業。

1931年10月、歐文社(現在の旺文社)を設立。

1931年(昭和6年)、赤尾好夫氏が東京・新宿で旧制高校受験生を対象にした学習参考書を発行するため、歐文社の社名で事業を開始したのが旺文社の創業。

翌1932年(昭和7年)、通信添削会を立ち上げ、機関誌『受験旬報』(現・『蛍雪時代』)を創刊。

1940年(昭和15年)、受験旬報は月3回の発行が難しくなり、月刊に変更される。

翌1941年(昭和16年)、正式に『蛍雪時代』と改題した。

1942年(昭和17年)には、欧文社の「欧」の字を敵性語とみなした軍部の圧力で社名を現在まで続く旺文社に変更した。この頃、赤尾が自ら著者となった『英語基本単語熟語集』(通称『赤尾の豆単』)が刊行され、現在でも重版され続けるロングセラーとなった。

この他に文化放送や日本教育テレビ(現在はテレビ朝日)の創業や、放送大学の設立にも貢献。

全日本学芸科学コンクールの創設(1957年)

実用英語技能検定の創設 (1963年)

(赤尾育英奨学会HP http://www.akao-sf.or.jp/profile/ より)

教育と情報の融合に努め、日本メディア界の発展に貢献した。

趣味人としても知られ、書画骨董の収集品は財団法人センチュリー文化財団に収蔵されている。

また、射撃においては全日本選手権で優勝し、1954年の世界選手権で銀メダルを獲得するほどの腕前でもあり、長きにわたり社団法人全日本狩猟倶楽部の会長も務めた。

戦時中に戦意高揚を煽った廉で、敗戦後は公職追放を受けた。

かつて旺文社の労組で赤尾と対立した音楽評論家の志鳥栄八郎は「赤尾社長は、だいたいが右翼系で、そちらのパージになったこともある人だけに、赤いものは、赤旗はもちろんのこと、赤い腰巻きまで嫌がった」と語っている。

赤尾一夫(旺文社第2代社長)、赤尾文夫(旺文社第3代社長、現会長)は子息である。

◼️栄誉

・文部大臣賞、1959年、社会教育法10周年記念にあたり社会教育功労者として受賞

・紺綬褒章、1966年

・藍綬褒章、1967年

・勲二等旭日重光章、1977年

・銀大勲章付大聖グレゴリオ市民二等騎士章、1980年、ローマ法皇ヨハネ・パウロ2世より駐日バチカン大使を通じて受賞

・勲一等瑞宝章、1985年

・従三位、1985年

◼️大学受験ラジオ講座

🔸大学受験ラジオ講座「J B ハリスの百発百中マスターテープ」

🔸大学受験ラジオ講座 英語  J・B・ハリス 先生 1993年4月27日(火)放送

🔸JBハリスさんの息子 ロバート・ハリスさんの自己紹介

◼️著書

・『英語の綜合的研究』旺文社、1941年初版。ISBN 9784010339145 – 通称「英綜」

・『英語基本単語集』旺文社、1942年初版。ISBN 9784010312223 – 通称「赤尾の豆単」

・『英語基本単語熟語集』旺文社、1950年初版。ISBN 9784010312230

・『英語単語熟語の綜合的研究』旺文社、1950年初版。ISBN 9784010339145 – 通称「単綜」。

◼️関連項目

・旺文社(グループ中核企業)

・文化放送(創業に参加し、株式会社に改組後は代表取締役も務めた)

・フジテレビ(創業にあたりニッポン放送と共に文化放送も出資した)

・テレビ朝日(創業に参加し初代社長となり晩年は会長を務めた)

・東京外国語大学(出身大学であり語学力の原点)

・放送大学(設立と実験放送に参加した)

・実用英語技能検定 創設(通称「英検」。発案者といわれ資格の価値確立に努めた)

・古岡秀人(学習研究社の創業者であり同時代のライバル)

・林真理子(父母が赤尾の世話で結婚した)

◼️英語基本単語集 (通称: 豆単)とは?

旺文社から発売されている学習参考書。

1935年に発行を開始して以来、何十年にもわたって発行され続けているロングセラー。

旺文社の創業者でもある赤尾好夫によって編集されていた。

豆単、赤尾の豆単と呼ばれ、英単語帳の代名詞でもある存在であった。1700万部を超えるヒットとなった。

1967年に”試験にでる英単語”が発行されてからは、人気の英単語帳はこちらに取って代わった。

2010年10月時点で累計で1500万部以上を発行。青春出版社が著者の森一郎氏に支払っていた印税は定価の10%だったが、『デル単』がベストセラーになり始めた頃、他社が森の引き抜きを図ったことで、森が青春出版社に印税15%を要求して来た。

当時の小沢和一青春出版社社長が森との交渉にあたり、印税10%はそのままで、著作は常に書店の目立つところに置く、などのVIP待遇で森の了承を得た。

青春出版社は毎年一回、森の家族四人を海外旅行に招待し、最後は行き先がなくなる程、たくさんの国を訪れたという。

2010年には旺創業80周年を記念して、1942年に発売された装丁の英語基本単語集の復刻版を刊行。

(出典: Wikipedia)

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◼️日中英トリリンガルのなり方マニュアル

全国通訳案内士(英語・中国語)、英検1級、TOEIC:965点、HSK6級取得の秘訣

・note記事URL

https://note.com/redtiger/n/n2f0795d1d5b6

◼️プロフィール

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