想い – 香川県の魅力を世界にアピールしていくお手伝い – インバウンドツーリズムを通して香川県を元気にしたい!

🟣想い – 香川県の魅力を世界にアピールしていくお手伝い –

インバウンドツーリズムを通して香川県を元気にしたい!

様々な思い出が詰まった母校がなくなっていく寂しさ。このままでは、10年後、20年後、消滅する市町村がでてくる可能性がある。 自分ができるアクションは何か?

小学校、中学校、高校時代を香川県で過ごしましたので幼少期の原風景と言えば自宅近くの高台から望む穏やかな瀬戸内海と美しい島々の景色が頭に浮かびます。思えば中学校、高校時代は県内ではなく外ばかりに目を向け県外に出て行くことばかりを考えていました。

18歳で大阪へ出て行き、21歳のとき単身アメリカに渡りました。その後は、シンガポール、上海、北京、深セン、香港と長きに渡り海外で暮らし、半導体ビジネス、事業経営者として、紆余曲折がありながらも、がむしゃらに働き続け、気がつけば人生も後半戦に突入していました。

人生の後半戦の真っただ中で、一度立ち止まり、原点回帰の意味で、自分を育ててくれた香川県に目を向けてみますと、他の多くの地方都市と同様、深刻な少子高齢化問題に直面しています。私が育った東かがわ市も全地域で過疎化が進み、母校の三本松小学校は146年の歴史に幕を閉じ2019年3月に閉校します。まさか、このような日が来るとは想像もできませんでした。 このことは私にとって非常にショッキングな出来事でした。

<資料>香川県人口の現状と将来予測グラフ

<資料>平成31年度当初予算案と主要事業の概要

このままでは人口減少の加速により税収が激減し20年後には財政破綻する市町村も出てくるかもしれません。

特に、若者の都会への流出など、社会経済の根幹をなす人口の減少が地域の活力を奪っています。

●人口減少 → 税収減 → 財政破綻する市町村が出てくる可能性??

●香川県に魅力的な進学先や大学、就職先があれば若者の都会への流出は鈍化する、また県外の若者が香川県へやってくる! ハード、ソフト(コンテンツ)、見せ方(アピールの仕方)に工夫が必要!

このような状況下にあり、県は知事の主導のもと対応策のひとつとして、海外関連ビジネスの育成に力を注いでいます。

高松空港は現在、就航している台北、ソウル、上海、香港の国際便に加え、今後、北京、タイ、シンガポール便を就航させる計画があると聞きます。
また瀬戸内国際芸術祭の開催などに代表されるインバウンド関連需要の確保にも相当な労力と時間、予算を注いでいます。

今後はこれまで以上に官民が一致協力し、香川県の魅力を世界に向けて積極的にアピールし海外と香川県の間で、ヒト、モノ、カネの流れを活発化させていく必要性に迫られています。

●インバウンド関連ビジネスの成長 → 税収増

●海外取引拡大による企業収益増 → 税収増

●グローバル人材育成 → 香川県の将来を担う人財を増やす

このような状況の中、香川県の明るい未来の為に、子供たちの将来の為に、自分を育ててくれた香川県への恩返しとして何ができるかを個人レベルに落とし込んで考えました。そして、自分ができることは、これまで海外で培ってきた経験を活かし「香川県の魅力を世界にアピールしていくお手伝い」をする、そして国内・国外に香川県のファンを増やしていくことだと思うようになりました。

個人でできることは限られていますが、香川県の人口減少問題は待った無しの状態で一刻の猶予も許しません。今、個人でできることから始めないと希望の持てる未来は開けません。

ガラパゴス諸島のイグアナの例を見るまでもなく、もっとも強いもの、もっとも賢いものが、生き残るのではなく変化に順応できるものだけが生き残ります。

これまでのように人口減少が加速していく国内市場だけをターゲットにするのではなく海外へ視野を広げて時代の変化に対応していく必要があります。

そのお手伝いとして、

① 香川県産品の海外展開のサポート(OUTBOUND)、

② 外国人観光客への香川の魅力アピール (INBOUND)、

そして、

③ これからの時代の変化に対応していけるグローバル人材の育成(HR DEVELOPMENT)

に少しでも貢献していくことが私の後半生の使命だと感じています。

●OUTBOUND: 貿易・海外取引コンサルティング

●INBOUND: インバウンド・コンサルティング、通訳ガイドサービス

●GLOBAL HUMAN RESOURCES DEVELOPMENT: グローバル人材育成サポート (英語研修/グローバル人材研修)

香川県での具体的な活動としまして、まずは2018年に全国通訳案内士(英語)、香川せとうち地域通訳案内士(中国語)として香川県庁に登録しました。

そして、研修と実技試験を受けて合格し、せとうち島旅ガイドとしても認定されましたので、2019年4月から開幕する瀬戸内国際芸術祭にてオフィシャルガイドとして香川の魅力を余すことなくアピールし、香川へのリピーターを増やしていきたいと考えています。

また、今後、「香川せとうち地域通訳案内士」を受験される方々のお役に立てればと思い、本サイトにて、同試験及びTOEIC、英会話に関する情報を発信しており、おかげ様で多くの方々のアクセスを頂いております。

2019年からは、香川県産品の香港への輸出、販売を考えておられる方々への貿易コンサルティングにも注力していく予定です。 これまで20年以上に渡り海外企業との貿易取引に従事してきた経験から現地商社や代理店とのマッチング、輸出入に関わるご相談に応じることができます。

香川県の魅力を世界にアピールしていくという意味において、わたしの活動は、大海に一滴の水を注ぐようなものかもしれません。しかしながら、わたしは、その一滴を大海に注ぐことにより、放射線状に波紋が広がり、外部に何らかの影響を起こしうる可能性が出てくると信じています。一滴の水を注ぐ行動すらしなければ共鳴も反発も何も生まれません。 できることから1歩1歩、確実に歩みを進めていきたいと考えています。

「物事は偶然には起こらない、全て何らかの理由がある。」ということは後から人生を振り返ったときに始めて分かるものだと思います。

私が高校時代には想像もしなかった香川県の国際化が、人口減少対策など香川県が抱える問題解決という必要に迫られて急ピッチで進められている状況を見ていますと、自分がこれまで歩んできた前半生の道のりは、後半生の役割を果たすために必要、必然、最善な道のりであったと改めて感じています。 地方の活性化に少しでも貢献できるよう日々、倦まず弛まず研鑽していきたいと思います。

志を立てるためには人と異なることを恐れてはならない
世俗の意見に惑わされてもいけない
死んだ後の業苦を思い煩うな
目先の安楽は一時しのぎと知れ
百年の時は一瞬にすぎない
君たちはどうかいたずらに時を過ごすことなかれ


吉田松陰
(死の一年前に弟子 山田顕義に贈った言葉)


2019年2月6日

森 啓成