せとうち島旅ガイド(瀬戸芸公式ツアーガイド) – 2019.4.8.香川県坂出市の沙弥島と瀬居島、高松市屋島訪問 –

🔷2019年4月8日(月)

香川県坂出市にある沙弥島(しゃみじま)と瀬居島(せいじま)、高松市の屋島を訪問。朝から快晴で絶好の観光日和となった。

今日は、山陽新聞とテレビせとうちの取材が入っていた。

●沙弥島:

沙弥島(しゃみじま)は香川県坂出市にある町。以前は塩飽諸島の島であったが、1967年(昭和42年)12月に番の州工業地帯の埋め立て造成により地続きとなった。瀬戸内国際芸術祭2019 春会期の会場となっている。地図(ポリゴン)の形は島だった時代の形を再現。

沙弥島では、瀬戸内国際芸術祭2019出品作品の場所とルートを確認して歩いた。

瀬戸大橋タワーから沙弥島に行く途中には東山魁夷せとうち美術館があり、桜が満開だった。

五十嵐靖晃さんの「そらあみ」の展示場所である沙弥島海水浴場、瀬戸大橋を望む沙弥ナカンダ浜遺跡ではYottaさんの作品制作現場、旧・沙弥小中学校では南条嘉毅さん他の作品制作現場などを見学して回った。

沙弥ナカンダ浜では、作品制作中のYottaさんにお話しを聞くことが出来た。

瀬戸内国際芸術祭公式サイトの沙弥島作品情報

沙弥島の瀬戸大橋を望む絶好の地に、日本画の巨匠・東山魁夷画伯の版画作品を中心した約350点を収蔵してある。

東山画伯の祖父が坂出市櫃石島出身であり、香川県とゆかりが深いことから、櫃石島を望む沙弥地区に誕生した県立美術館。

ご遺族より寄贈された版画作品や貴重な資料が展示・保管されている。展示室の階段を降りれば、その色を魁夷が提唱したという瀬戸大橋と青い海が広がっている。設計は建築家・谷口吉生氏によるもの。

●瀬居島:

沙弥島からバスで約15分のところにある坂出市の瀬居島では、中山玲佳さんの「しましまの海」、かわいひろゆきさんの「先祖宮」を見学。

●作品名「先祖宮」 作家: かわいひろゆき。 瀬居はお大師さまとともに生きる町。この地特有の盆灯籠に使われる白い蓮花1000個を生活の痕跡が残る古民家にインスタレーションし、過去と現在と未来の生命が出会う静謐な時空間を創出する。

●インスタレーションとは? ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。

うどん県旅ネット: 神戸芸術工科大学アートプロジェクト2019作品情報

●坂出市Webサイト:「しましまのうみ」制作 神戸芸術工科大学アートプロジェクト2019

https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/nigiwai/shimashima-ws.html

●屋島:

屋島では、金氏徹平さんが作品展示する談古譚の場所を確認後、瓦投げで有名な獅子の霊厳を見て回った。

金氏徹平さんの作品情報「S.F(Smoke and Fog)」

瀬戸大橋タワー。瀬戸大橋タワーは、高さ108m、360度の景色を眺められる回転式展望塔。 キャビンは右回り。約2分で1回転し、所要時間は約10分。瀬戸大橋の計画から完成までのあゆみを解説を聞き戴きながら、キャビンが上昇し、頂上部で約3回転後下降する。
上がって、止まって、下がるのに約12分くらいかかり、100人くらい乗れるとのこと。料金は大人800円。

瀬戸大橋タワー近くの桜

幅60mほどある五十嵐靖晃さんの「そらあみ」が掲げられる沙弥島海水浴場

沙弥ナカンダ浜遺跡。この場所は、地面下に遺跡があり物を置くのは良いが、たとえ10cmでも穴を掘ることは禁止されているとのこと。

沙弥ナカンダ浜遺跡から望む瀬戸大橋。せとうちブルーが映える。ナカンダ浜の沖では、フグの養殖をしている。

香川県坂出市にある瀬居島。瀬居島は元々、島であったが1968年の番の州埋め立ての際に陸続きとなった。元々、この場所は綺麗な海水浴場だった。●作品名 「しましまのうみ」 作家: 中山玲佳さん “しましま”とは歴史が連なってできる層また縞柄を意味している。防波堤建設に伴いさえぎられた、海や浜の風景をそこに暮らす住民と共働で描くことで、失われた景色を取り戻す。底引き網漁をしている漁船なども描かれている。

高松市屋島の談古譚から望む高松市庵治町の景色

談古譚の眼下には源平合戦があった場所が見られる。

高松市屋島の獅子の霊厳にある桜

<2019.5.10. 追加情報情報>

屋島山上の談古嶺にある金氏徹平さんの作品。S.F(Smoke and Fog)。

金氏徹平さんの記事

南条嘉毅さん

南条嘉毅さんのインタビュー。一雫の海: 「入浜式塩田があった時代から今までの時間の変化や記憶の移り変わりをテーマに制作。作品を体験することで現実と非現示を旅するような時間になればいいなと思う。」

瀬居島

瀬居島: かわいひろゆきさんの「先祖宮」

沙弥島 月と塩をめぐる3つの作品

沙弥島 ピボット

上記のサイトの沙弥島の箇所に、フードクラブとピボットの分かりやすい作品説明が載っている。

沙弥島 そらあみ

五十嵐靖晃さん、Yottaさんのインタビューなど

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