■香川せとうち地域通訳案内士 -女木島-

🔷女木島(めぎじま、香川県高松市):

・女木島は高松港からフェリーで約20分。

・女木島にフェリーで到着するとすぐに目に入ってくるモアイ像。なぜイースター島のモアイ像がこんなところにあるのか不思議に思われるかもしれない。これは高松市に本社を置くクレーンメーカーのタダノさんが実際にイースター島で倒れたモアイ像を起こす作業をする前に、試験用として使ったものを高松市に寄付し、それが女木島案内所(鬼が島鬼の館)の横に設置されている。

・「カモメの駐車場」 木村崇人さんの作品。

約300羽のカモメが防波堤に設置されている。見えない風を視覚化した作品で、カモメたちは、風の方向を向く。中心棒が少しずれたところにあり、風の方向を向くように設計されている。棒が中心にあればグルグル回ってしまう。

強風で飛ばされるカモメもおり、別の島で見つかることがあると言う。飛ばされてしまった場合は在庫からカモメを補充して設置するらしい。

毎年、冬になるとこれらのカモメたちは撤去されまた春になると設置される。冬に島の北西から強風が吹いてきて女木島山頂に当たり東に落ちてくる。それが波にぶつかり霧状のしぶきをあげ家の中まで入り込んでくる。

この風のことをオトシと言い、オトシを防ぐために築かれた石垣はオオテと呼ばれる、オオテは、高さが3〜4mあり、長さは15〜20mある。

・アート作品:「20世紀の回想」

作家:禿鷹墳上(はげたかふんじょう)

船の形をしたピアノに帆が掲げられたいる。帆は15世紀半ばから17世紀半ばの大航海時代を象徴し、ピアノは欧米の文化が普及したアジアを表す。瀬戸内国際芸術祭の会期中(春会期は2019年4月26日スタート)には帆が張られ、中国のアーティストのピアノ曲が流れる。「20世紀以降、アジアはどこへ向かうのか」を問う作品。

禿鷹墳上というのは僧名で、本名は、劉俊(りゅう・しゅん)さんと言う上海出身の方です。東京芸大の大学院、博士課程を修了された方で、九死に一生を得た経験からお坊さんになり、アート作品は僧名で発表されています。

・アート作品:「女根(めこん)」  大竹伸朗さんの作品。

休校中の女木島小学校の中庭にあり、大きなブイ(浮き)を鉢に見立て、そこにヤシの木を植えた作品。女根の女(め)は女木島の女、根(こん)は生命力のシンボルとしての根、そして人々が集う憩いの場として根付くようにとの願いが込められている。

大竹さんは1955年東京生まれ、1988年にアトリエを東京から奥さんの実家である愛媛県宇和島へと移し、現在は宇和島を拠点に活躍されています。このブイは宇和島へ流れ着いたもので、ブイに書かれていた住所をみると、なんとアメリカから太平洋を渡ってきたものでした。この住所に問い合わせたところ、そこまで流れているのなら、そちらで使ってくださいということで、譲り受けたそうです。

・女木島名画座。 依田洋一郎さんの作品。 約25年前に取り壊されたニューヨークの42番街シアターのエッセンスが詰まった映画館を倉庫を改装して作った。消防法により、上映は年に3回 イベントとして上映会をする。

アメリカの古き良き時代のノスタルジックな雰囲気のする内装となっており、壁には依田さんが描かれたブロマイドが掛かってある。

 

通訳ガイドというおしごと (アルク はたらく×英語シリーズ)

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