◼️客家料理とは?
客家料理(はっかりょうり、中国語: 客家菜)は、中国の広東省・江西省・福建省、香港、台湾の新竹県・苗栗県・高雄市美濃区、マレーシアなどに住む客家人の郷土料理。
◼️概要
客家は、秦代より、華北から6度に渡り華南への大規模な集団移動をしてきたとされ、広東省東部、香港の新界、江西省南部、福建省西部の山地や丘陵地帯を中心に生活をしている。
また、さらに四川省、広西チワン族自治区などへ移住したり、台湾、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどへ海を渡って移住した人たちも多い。
これらの広範な地域で伝統的に食べられてきた料理が客家料理である。
客家の人たちが最も集中している広東省、江西省、福建省にまたがる山間部での生活は、ニワトリ、アヒル、ブタなどの家禽、家畜を育てながら、山の幸である野生動物やたけのこ、山菜、キノコ、川魚、カエルなどを利用し、華南での栽培に適したコメやその加工品とサツマイモを主食とし、煮物や蒸し物を中心とした素朴な料理をおかずとして食べる食生活を形成した。
また、流転の多い生活によって、携帯や保存の利く漬物、乾物、燻製をよく利用するようになった。
セリホン(カラシナの一種)を漬けた「酸菜」やさらに干した「梅菜干」がよく料理に使われ、また、干しいも、干し大根、干し筍などの他、ブタやオオハタネズミの干し肉を食べる地域もある。労働での発汗による塩分を補給して体力を維持するため、脂こく、塩辛く、濃い味付けが多い。
風味付けにトウガラシ、ショウガ、酒、醤油を多用する。
一方で、スープなどは非常にあっさりしたものもある。
基本的に自分たちで食べるために用意する素朴な料理として伝わってきたため、店で食べても庶民的で、経済的な料理というイメージもある。
調理法の上では、石蒸し、竹蒸し、塩蒸しなど多彩な蒸し方を使う料理がある。また、素材を包丁や棒で叩いて細かく潰す料理が多い。
日本と同じく杵と臼で搗く餅米の餅もあり、大陸では「糍粑」、台湾では「麻糬」と称す。
このような客家料理に共通する調理法、素材の特徴がある一方で、周辺の料理や流通している食材の影響をうけて、地域ごとの差異もあり、また、各地の名物料理にも違いがある。
主に省単位で地域分けして、広東省東部の東江料理(とうこうりょうり)、江西省南部や広東省北部の贛南料理(かんなんりょうり)、福建省西部の閩西料理(びんせいりょうり)、台湾の台湾客家料理(タイワンハッカりょうり)に分けて扱うことができる。
これ以外に、四川省の客家料理、マレーシア、インドネシアなどの東南アジアで変容した客家料理などもある。
◼️客家が住む土楼

◼️【日本語】Asian Foodlore Journeys #03 客家の保存食
◼️【中国語】苗栗三義 傳承三代 老字號客家菜 – 懷念古早味【非凡大探索】【1091-1集】
◼️【中国語】24小時只吃「客家」料理挑戰!從小吃到大的夢幻逸品~♪|HOOK ft. 可口可樂
◼️【中国語】外酥里嫩~客家人的最爱!南乳炸肉 | 客家炸肉 | Deep-fried Pork Belly With Fermented red beancurd by Chef Khiew【邱师傅简易教学系列】