🟣「道」を観たのは今から30年くらい前だろうか。確か当時、読んでいた落合信彦さんの著書で紹介されていて、それで観てみた。
まず女優のジュリエッタ・マシーナが良い。とにかく愛機があり、とても不思議な魅力を持つ。そしてニノ・ロータの音楽。何とも切ないストーリー。泣ける映画だ。何度くらい観ただろうか。いつも泣いてしまう映画だ。
この映画で、ジュリエッタ・マシーナに興味を持ち、彼女の他の出演作品である崖 Il Bidone (1955)、、カビリアの夜 Le Notti di Cabiria(1957)、魂のジュリエッタ Giulietta degli spiriti (1965)、ジンジャーとフレッド Ginger e Fred (1985)を見たが、「道」のジェルソミーナが一番の当たり役だと思う! 彼女の魅力が爆発している‼️
生きているうちに一度は観たほうが良い映画だ!
🟣不朽の名作映画「道」とは?
『道』(みち、イタリア語: La Strada; ラ・ストラーダ)は、1954年製作・公開のイタリア映画。
フェデリコ・フェリーニ監督作品で、第29回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞した。
自他共に認めるフェリーニの代表作の一つ。
フェリーニの作品の中では最後のネオリアリズム映画といわれる。チネチッタ撮影映画。
ストーリーは道化師たちの悲哀が展開し、破天荒な監督フェリーニの人生が反映されている。
同じネオリアリズムの映画監督であるビスコンティは伯爵貴族であったが、フェリーニは少年時に神学校を脱走してサーカス小屋に逃げ込んで連れ戻されたり、10代で駆け落ちをしたり、ローマで放浪生活をして詐欺師にまでなっていた過去がある。
🟣ジュリエッタ・マシーナとは?
Giulietta Masina
本名: Giulia Anna Masina,
1921年2月22日 – 1994年3月23日
イタリアの女優。ボローニャ出身。
大学教授の娘で文学を学んでいたが演劇に転向、ローマ大学で学ぶ。
1943年、ラジオに出演していた時、そのラジオドラマの脚本を書いたフェデリコ・フェリーニと出会い、同年結婚。
映画初出演はロベルト・ロッセリーニ監督作品の『戦火のかなた』。
その後『道』などのフェリーニ作品だけでなく幅広く活躍したが、やはりマシーナの魅力はフェリーニ作品、特に『道』の知的障害を抱えた女性大道芸人ジェルソミーナ、『カビリアの夜』の娼婦カビリアなど人間、とくに弱い(立場の)愚かな女性の内面を見事なまでにスクリーンに表現しえた演技と個性(美人というわけではなく、プロポーションも良いといえないが、小柄で愛嬌のある顔立ち)にあった。
1957年の『カビリアの夜』でカンヌ国際映画祭 女優賞を受賞している。1970年代以降、長く女優活動から遠ざかっていたが、1980年代に『ジンジャーとフレッド』などで達者な姿をスクリーンに見せてくれた。
フェリーニとは1993年フェリーニが病死するまで連れ添った(一時期別居していた事はあったが)。
マシーナが肺癌で他界したのはフェリーニの死から5ヶ月後のことであった。
🟣主な出演作品
戦火のかなた Paisà (1946)
寄席の脚光 Luci del varietà (1950)
ヨーロッパ一九五一年 Europa ’51(1952)
道 La Strada (1954)
崖 Il Bidone (1955)
カビリアの夜 Le Notti di Cabiria(1957)
街の中の地獄 Nella città l’inferno(1959)
女 Jons und Erdme (1959)
魂のジュリエッタ Giulietta degli spiriti (1965)
シャイヨの伯爵夫人 The Madwoman of Chaillot (1969)
ジンジャーとフレッド Ginger e Fred (1985)
木洩れ日 Aujourd’hui peut-être…(1991)
🟥動画
🟣【貴重】1955年のインタビュー
🟣インタビュー動画
🟣インタビュー動画
🟣フェデリコフェリーニ インタビュー動画
🟣ジュリエッタマシーナ インタビュー動画
🟣道
https://m.youtube.com/watch?v=WM2aqeexsiM
🟣La Strada
🟣キ印
🟣番組
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https://m.youtube.com/watch?v=R0Ee1uhfxg0&feature=youtu.be
🟣番組
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🟣カビリアの夜
🟣マーティンスコセッシ監督が語る「道」
🟣DVD