🟣『黄金バット』とは?
昭和の初期の紙芝居のタイトルロールの主人公。金色の骸骨の姿をし、漆黒のマントを身にまとう。昭和40年代に漫画・映画・テレビアニメ化された。
スーパーヒーローとアンチヒーローの両面をもつ孤高の主人公であり、一般的には死の象徴として忌避される髑髏をモチーフにしたヒーローという点で、その存在が斬新だった。
特有の「高笑い」と共に現れる、金色のコウモリが特徴的である。
●アニメ版
1967年(昭和42年)4月1日から1968年(昭和43年)3月23日まで、アニメ版がよみうりテレビ (ytv) の企画・制作により日本テレビ系列で毎週土曜日19時 – 19時30分に全52話が放映され、高視聴率を得た。
この放送枠は元々『お笑い珍勇伝 頓馬天狗 → 崑ちゃんのとんま天狗』、『琴姫七変化』など「よみうりテレビ制作、大塚製薬提供のドラマ枠」として定着していた。
よみうりテレビとしてはテレビアニメ制作の初参入作品であり、日本テレビ系列では初の19時台のアニメである。
この放送枠では本作品の後も『巨人の星』、『天才バカボン』などの大ヒット作を生んでいる。
スポンサーは変わらず大塚製薬の1社提供。
制作は広告代理店「第一企画」(現・ADKエモーションズ)の動画制作部門、「第一動画」と韓国のテレビ局「東洋放送」で、この体制下での第1作。
同じスタッフ体制で手掛けた第2作目がフジテレビで放映された『妖怪人間ベム』で、キャラクターや演出が酷似している。
原作者として永松、監修者として加太、双方の名前を冠しているが、実際の基本設定とストーリーは第一動画のスタッフによるものである。
また、脚本の島内三秀は、のち桂千穂の名でロマンポルノ、大林宣彦監督作品などで活躍する。
●放送期間
1967年4月1日 – 1968年3月23日
●放送時間
土曜19:00 – 19:30
●放送枠
読売テレビ制作土曜夜7時枠のアニメ
●放送分
30分
●回数
52回
🟣主題歌
●オープニングテーマ「黄金バットの歌」
作詞 – 第一動画 / 作曲 – 田中正史 / 歌 – ボーカル・ショップ
実写映画の主題歌をそのまま流用。
OPに入る前、冒頭ではタイトル映像が存在、黄金バットの高笑いと共に雲海から黄金バットが登場、ラストは黄金バットのシルエットにタイトルが映し出される映像になっている。後年の再放送ではほとんど放送されず、いきなりOPから始まる。
●エンディングテーマ「黄金バット数え歌」
作詞 – 第一動画 / 作曲 – 田中正史 / 歌 – 鈴木やすし、コロムビアゆりかご会
オリジナル版は10番まであるが、番組では1番と10番を歌う(10番には「10」が歌われてない)。
🟣黄金バット
●Ending 名曲 黄金バット 数え歌
●OP曲
◼️黄金バット 『ナゾーのうた』
●第一話
●最終回
●紙芝居