⬛️せとうち島旅ガイド(瀬戸芸公式ツアーガイド) – 2019.10.6. 伊吹島、粟島コースのガイドを終えて感じたこと –

2019/10/6

⬛️今日は、午前中、曇りだったが、伊吹島に着いたあたりから快晴となり暑い一日となった。

私が担当したチームは、20名、内5名が中国、台湾の方。20名 二班体制の合計 40名。

ルートは、高松港 → 坂出駅 → 観音寺港 → 伊吹島 → 粟島 → 須田港 → 父母ヶ浜 → 高松港

伊吹島は、何度も訪れているが、本当に癒される島だ!! 島の雰囲気が良いのは住んでおられる方の人間性が良いからだと思う。イリコを獲る際、イリコにできるだけストレスをかけないように丁寧に獲る、安楽死してもらう、6月から9月初めまでしか獲らない、乱獲しない、という話しを櫃石島の漁師さんにしたら、漁師の方が素晴らしいと褒めていた。伊吹島の人々にはイリコに対する愛がある。イリコを大切にする精神がある。

⬛️伊吹島:

・香川県観音寺市

・ハート型の島

・伊吹島は、イリコで有名な島。二層の船でカタクチイワシにストレスをかけないように丁寧に獲るパッチ網漁。カタクチイワシも安楽死⁈するのか、魚臭さや雑味のない上品なイリコが売り。

獲ったイワシは、島の周辺にある加工場にて、釜茹で、乾燥されて捕獲した次の日には出荷される。イリコは、鮮度が命。口が白く、鱗が銀色のイリコが銀付きと呼ばれ、品質が高いとされ高級料亭などに卸される。

また伊吹イリコは、讃岐うどんの出汁には欠かせない素材だ。 美智子上皇后とも関係のある料理研究家の辰巳芳子さんも伊吹イリコを推薦している。

・平安時代のアクセントを残す日本で唯一の島。 金田一春彦さんも二度、伊吹島を訪れ、歌碑も残っている。

・アサギマダラが飛来する島。渡り鳥のように2000Kmを移動するアゲハチョウより少し小さい体長 10cmほどの薄い紫色に黒色の斑点がある美しいチョウ。春は北上し、秋田辺りまで飛び、秋には、南下し、伊吹島で羽を休め、沖縄、台湾まで飛んでいく。

・出部屋

・両墓制

出部屋跡地にある 栗林隆さんの作品 伊吹の樹。ここは、生と死を見つめ直し、生まれ変われる場所。

伊吹の樹の中は、鏡張りになっており、見る角度により見える景色も変わってくる。まるで万華鏡のように美しい。

チャーター船内で瀬戸内国際芸術祭、伊吹島、粟島の説明を行う

10/6は、伊吹島の秋の祭りがあり、うららの台所は休みだった為、観音寺市の料理屋さんの弁当となった。

伊吹漁業協同組合が販売する伊吹いりこ。料理研究家の辰巳芳子さんも推薦している日本一のイリコ。伊吹島周辺で獲れ、伊吹島の加工場で生産され、伊吹漁業協同組合が販売するのが、伊吹イリコだ。伊吹漁業協同組合から販売されていないものは、いろいろ食べ比べているが、モノが違う。

⬛️粟島

・香川県三豊市詫間町

・スクリュー型の島

・日本初の海員養成学校が設立された島

・6月から9月にかけて青く発光する海ホタルが見られる。

・塩飽諸島 28島のうち15島の有人島のひとつ

⬛️父母ヶ浜

・香川県三豊市仁尾町

・今日は、17:15に到着。この日は、満潮の日で潮溜まりがなく、鏡面写真は撮れなかったが、日本の夕陽百選に選ばれている夕陽を見ることができた。

鏡面写真は、干潮時に潮溜まりで、夕陽を背にして風がないときに撮る。日の入り前後30分のマジックアワーがオススメ。

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