🔷わたしの育った香川県東かがわ市は、無人島しかなく、私の知る限り、瀬戸芸には直接関わっておらずインバウンドの恩恵も全く受けていないように思える。
せっかく世界を巻き込んだ100万人規模の大きいイベントが目と鼻の先で開催されているにも関わらず何の関わりも恩恵もなく傍観者になっているのは機会損失も甚だしい。
東かがわ市には、無人島しかないが、丸亀島や絹島は、柱状節理があり国の天然記念物に指定されている。また、国の天然記念物に指定されている白と黒のストライプ模様が美しい「鹿浦越(かぶらごし)のランプロファイヤ岩脈」もある。
東かがわ市には、奈良県桜井市の箸墓古墳に埋葬されていると言われ卑弥呼説のある倭迹々日百襲姫命 (やまとととひももそひめのみこと)にまつわる場所が数カ所ある。倭迹々日百襲姫命は、水主神社(水主)、櫓掛神社(馬篠)、袖掛神社(小磯)など市内の神社で祀られている。奈良の大和国から流されて安戸、伊座、川東、水主など市内各地を巡った伝説がある。
瀬戸芸の開催地でない市町村は、インバウンドの恩恵もなく指をくわえてみているだけなのか? と疑問に思っていたので、県の職員の方に質問してみた。
1, 有人島のない市町村は、今後、陸に設置するアート作品の誘致をできるのか? 瀬戸芸の開催地を増やす予定はあるのか?
→ 現在のところ、開催地を増やす予定はない。また方針として島以外での開催は考えていない。
2, では瀬戸芸開催地以外の市町村は、どうやって瀬戸芸に関わっていくのか?
→ 県内連携事業という瀬戸芸開催地以外の市町村や団体が会期中に主催したアートイベント等へ瀬戸芸の観光客を誘導するサポート制度がある。しかしながら、瀬戸芸2019への応募は終了した。
●県内連携事業募集の詳細 (瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局)
————————————以下抜粋
●香川県内の市町や県内に拠点のある団体等が実施する文化芸術を主体としたイベント等(以下、「アートイベント等」という。)の中から連携することで相乗効果が期待できるものを「県内連携事業」として位置づけ、芸術祭来場者に開催エリア以外の見どころスポットも楽しんでいただき、芸術祭の会場はもとより県内全域の活性化に取り組みます。
1 対象となる事業
(1)内容
美術、建築、音楽、演劇、映像などの文化芸術を主体としたイベント等
(2)開催期間
平成31年4月26日~11月4日まで
芸術祭2019の会期:春H31.4/26~5/26、夏7/19~8/25、秋9/28~11/4
会期と会期の間も対象とし、開幕前・閉幕後は対象外とします。
(3)開催場所
香川県内全域
2 連携する内容
(1)瀬戸内国際芸術祭実行委員会
・芸術祭公式ウェブサイト等にアートイベント等を掲載するほか、案内所等でPR
・芸術祭来場者が芸術祭の会場とアートイベント等の両方を訪れた場合に、その訪問数に応じて県産品等の賞品を抽選で進呈
・冠呼称の使用を承認
(「瀬戸内国際芸術祭2019県内連携事業」)
(2)アートイベント等の主催者
・所管する広報媒体に芸術祭2019の情報を掲載
3 連携する事業
20件程度
4 募集期間
平成30年10月3日から12月25日まで(※締切日必着)
5 今後のスケジュール(予定)
・募 集:平成30年10月3日~12月25日
・審 査:平成31年1月上旬
・決 定:平成31年1月下旬
・連 携:平成31年 4月~
6 応募方法、問い合わせ先
「瀬戸内国際芸術祭2019『県内連携事業』募集要項」などを確認のうえ、申込書等の関係書類を下記まで提出
瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局
〒760-0019
香川県高松市サンポート1番1号
TEL:087-813-0852
—————————————抜粋終わり
●瀬戸芸にきた訪日外国人観光客や国内の観光客を瀬戸芸開催地以外の市町村や団体が主催するイベントに誘導し、その恩恵にあずかれる制度があったことは知らなかった。各市町村や関連団体はこの制度の存在を知っていたのか?
せっかく県が、このような制度を設けているのだから、今回利用しなかった市町村は、次回からはしっかり利用していくべきだろう。県が取り組んでいるインバウンドに関連した様々な制度を知らなければ大きな機会損失を被ることを実感した。
●瀬戸内国際芸術祭2019の県内連携事業として「瀬居島」の「神戸芸術工科大学アートプロジェクト(KDU-AP)」にむけ「しましまのうみ」を制作中
⬛️瀬戸芸2019の県内連携事業として香川県坂出市の瀬居島に
— BIZCONSUL OFFICE (@Tiger25253) March 29, 2019
「しましまのうみ」制作中。神戸芸術工科大学アートプロジェクト2019。https://t.co/eKW2l7TfTT
⬛️瀬戸芸開催地以外の市町村は瀬戸芸にどう関わって恩恵を受けていくのか? インバウンド対策は?
— BIZCONSUL OFFICE (@Tiger25253) March 27, 2019
→ 瀬戸芸2019に向けて県内連携事業という制度があるのだが、、、、、https://t.co/0LqjU4MmCu