【ファミリーヒストリー】知られざるルーツと激動の時代を生き抜いた家族の物語 – 阿波水軍、森権平久村、碁浦番所、永塩因幡守氏継、赤沢信濃守宗伝、瀬戸内寂聴、笠置シヅ子、安部譲二、昭和天皇、北朝鮮端川(たんせん) –

今回は私のファミリーヒストリーについてです。

詳細は。下記のnote記事からご覧ください。

🔸ファミリーヒストリー(2025年4月時点) – 阿波水軍、森権平久村、碁浦番所、永塩因幡守氏継、赤沢信濃守宗伝、瀬戸内寂聴、笠置シヅ子、安部譲二、昭和天皇、北朝鮮端川(たんせん) –

https://note.com/redtiger/n/n3ef6dfda8e8d

【記事概要】

ファミリーヒストリー:知られざるルーツと激動の時代を生き抜いた家族の物語

私は、海外での長い仕事生活を経て、数年前から自身のルーツを辿る旅を始めました。

戸籍謄本を紐解き、先祖たちの足跡を追う中で、思いもよらない歴史上の人物や出来事との繋がりが明らかになってきました。

🔸森家のルーツ:阿波水軍と高松藩

森家の先祖は、徳島の阿波水軍 森氏一族の支家に当たります。特に、1583年の引田の戦いで長宗我部元親軍と戦い討ち死にしたとされる森権平久村との関係が伝えられています。彼の墓は東かがわ市伊座に、位牌は引田の日下家にあります。

阿波水軍森家の家紋は「木瓜」、そこから分かれた高松藩森家の家紋は「丸に木瓜」です。

ちなみに、森権平の母は阿波の赤沢一族、祖母は撫養城主小笠原摂津守の娘であり、信州にルーツを持つ家系との縁が深いことが分かります。

🔸森家の菩提寺:海暁閣 勝覚寺

森家の先祖代々の菩提寺は、香川県東かがわ市にある海暁閣 勝覚寺です。この寺は、森権平久村の母方の出身家系である阿波 赤沢一族の板西城主 赤沢信濃守宗伝の一子が、1582年の中富川の戦いで敗れた後に讃岐に逃れ、開基しました。

勝覚寺は四国唯一の閣寺院であり、幕末から明治期に活躍した二十世 赤沢融海法師(1833年〜1895年)が旧五摂家 鷹司家から寺紋を授かるなど、歴史と由緒のある寺院です。

🔸高松藩での森家:普請と地域貢献

高松藩に属していた森家は、藩内で普請(土木工事)の仕事に携わっていました。

橋や道路の建設、さらには金刀比羅宮の石段造営にも参加するなど、地域のインフラ整備に貢献していました。また、現在の柏谷という地名は、森家が柏の木が生い茂る山を切り開いたことに由来しています。

🔸世代を繋ぐ婚姻と著名人との繋がり

  • 高祖父 森喜平:高松藩で普請の仕事に従事していた森喜平は、徳島藩の碁浦番所役人兼庄屋を務めていた八田家の当主 八田孫平の長女キヨと結婚しました。禄持ちだった八田家は200年以上碁浦番所役人を務め、阿波水軍 森家とも繋がりがあり、藩を越えた婚姻関係となりました。この碁浦番所には測量中の伊能忠敬や久米通賢、北海道の名付け親である松浦武四郎らも訪れました。
  • 曽祖父 森虎太郎:森虎太郎は、東かがわ市黒羽にあった黒羽城主 永塩因幡守氏継の末裔にあたる庄屋 永峰家の長女チヨと結婚しました。永塩因幡守氏継は1467年に黒羽神社を創建し、その後応仁の乱で細川方として参戦し、安富元綱らと共に壮絶な最期を遂げた武将でした。
  • 高祖父 森喜平の長女 森トヨ:森トヨは、東かがわ市黒羽の旧家である三谷総本家の三谷磯八と結婚しました。この三谷家は戦国大名 十河氏の血筋を引く旧家です。そして、瀬戸内寂聴(三谷晴美)さんは、この三谷総本家の分家(屋号:甚六)の末裔にあたります。
  • 森虎太郎と永峰チヨの娘 森トメノ(大伯母):明治生まれのトメノは、1925年(大正14年)から英語を使い旧・神戸オリエンタルホテルに勤務していました。このホテルには、アインシュタイン、ヘレンケラー、マリリンモンロー、川島芳子、そして昭和天皇など、数々の著名人が宿泊しました。大正、昭和の激動期のホテル勤務について神戸新聞からインタビューを受けた記事が残っています。
  • 笠置シヅ子さんとの縁:歌手の笠置シヅ子さんは、香川県東かがわ市黒羽で製糖業を営む豪農だった三谷家の出身でした。黒羽の三谷栄五郎宅で生まれ、生後間もなく大阪の亀井家(東かがわ市引田出身)の養子となりました。現在は、分家の孫黒茂が讃岐和三盆の製造・販売を代々、続けています。

🔸激動の時代を生き抜いた祖父母と両親

  • 祖父:私の祖父は、日中戦争の最中、27歳の若さで戦没しました。祖母のお腹に父がいた時でした。
  • :幼くして両親を亡くした私の父は、10代で香川の片田舎から単身、神戸へ渡り、西洋料理人の道を志しました。皿洗いから始め、日々の鉄拳制裁の厳しい修行に耐え抜き、旧・神戸オリエンタルホテルで料理を提供するようになります。父は昭和天皇や皇后両陛下、皇太子殿下(現 上皇)を含む皇族に料理を献上するという大役を果たしました。また、作家 安部譲二さんの父、安部正夫氏がオリエンタルホテルの社長を務めていた時代に、皆勤表彰を受けており、表彰状が残っています。この頃、日航のパーサーをしながら安藤組組員だった安部譲二さんに何度も遭遇しています。私が2018年に、安部譲二さん宛に父の事でメールを送ると実際、安部さんの両親が住んでいた神戸市垂水区のジェームス山の家や旧・神戸オリエンタルホテルには何度も訪れていたとのことでした。
  • :私の母は、戦前、瓦工場を経営していた実父の仕事の関係で日本の領土だった現在の北朝鮮の端川(たんせん)市へ渡りました。しかし、日本の敗戦後も現地に残留を余儀なくされ、命からがら陸路を何日も歩き、船を乗り継いで日本へ引き揚げてきました

🔸現在

現在、私は、アメリカ、シンガポール、中国(上海、北京、深圳)での生活を経て、日本でビジネス英語講師、全国通訳案内士(英語・中国語)、海外ビジネスコンサルタントとして活動しております。

🔸モリヨシナリのプロフィール

ビジネス英語講師、全国通訳案内士 (英語・中国語)、海外ビジネスコンサルタント


神戸市生まれ、香川県育ち。米国大学経営学部留学マーケティング専攻。


職歴:

  • 大手エレクトロニクス企業にて海外営業職に20年間従事 (北京オフィス所長)
  • 香港、中国にて外資系商社設立に参画、副社長を経て顧問

海外滞在歴:

  • アメリカ: 2年
  • シンガポール: 2年
  • 中国: 12年
  • ベルギー: 1ヵ月

現在の活動:

  • Bizconsul Office 代表
  • ビジネス英語講師、全国通訳案内士 (英語・中国語)、海外ビジネスコンサルタント
  • 観光庁インバウンド研修認定講師
  • 四国遍路通訳ガイド協会 会員
  • トリリンガル讃岐PRオフィサー

保有資格:

  • 英語: 全国通訳案内士、英検1級、TOEIC L&R: 965点 (L満点)、TESOL (英語教授法)、国連英検A級、ビジネス英検A級
  • 中国語: 全国通訳案内士、香川せとうち地域通訳案内士、HSK6級
  • ツーリズム: 総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者、国内旅程管理主任者、せとうち島旅ガイド

メディア実績:

  • 香川県広報誌「THEかがわ」インタビュー記事掲載
  • 瀬戸内海放送 (KSB) ニュース番組コメント
  • 岡山放送 (OHK) ニュース番組コメント

研修/コンサルティング実績:

  • 観光庁インバウンド研修認定講師として登壇 (香川県善通寺市役所、愛媛県西予市宿泊施設、他)
  • 四国運輸局事業 (訪日外国人観光客向けレンタカー利用調査、アドベンチャーツーリズム他) コンサルタント
  • 香川県主催 瀬戸内国際芸術祭オフィシャルツアー公式ガイド
  • 香川せとうち地域通訳案内士インバウンド研修講師認定試験 面接官

🔸森啓成 | 香川県 通訳ガイド検索サイト

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