【高松市の路面電車】戦前、高松市内を運行してした路面電車! 高松琴平電気鉄道市内線とは?

🟣戦前までは香川県高松市でも高松琴平電鉄によって路面電車が運行されていた!

●高松琴平電気鉄道市内線

市内線とは、かつて香川県高松市に存在した高松琴平電気鉄道の軌道線(路面電車)。

●開業
1917年5月20日


●廃止
1957年1月8日

●所有者
四国水力電気→讃岐電鉄→
高松琴平電気鉄道

●路線総延長
2.4 km

●高松駅前を走る路面電車

●元々、公園前 – 出晴駅(後、瓦町駅に統合)間に鉄道路線を有していた東讃電気軌道(後、高松琴平電気鉄道志度線)だが、1911年(明治44年)11月に最初の区間である今橋駅以東が開業した直後に役員の不祥事が発覚したことで経営難に陥り、1915年(大正4年)までに公園前駅まで延伸させたところでついに力尽き、翌年の1916年(大正5年)、四国水力電気に救済合併された。

本路線は合併後の四国水力電気が公園前からさらに高松駅前を経由して築港まで延伸する際に、市街地の道路を通すため軌道線扱いにして開通させたものである。

その経緯から志度線と直通運転をしており、末期には長尾線とも直通していた。

その後、利用者増加のため複線化工事が行われたり、運営母体が讃岐電鉄・高松琴平電気鉄道と変わるなどといった動きがあったが、1945年(昭和20年)の高松市空襲で甚大な被害を受けて志度線の公園前駅 – 瓦町駅間と同時に休止となった。

戦後の資材難と都市計画により軌道としての復活は断念されて施設の撤去が行われ、1947年8月2日に完了した[注釈 1]。休止から12年後の1957年に正式に廃止となった。

栗林公園 – 天神前交差点までは現在の香川県道173号高松停車場栗林公園線が、天神前交差点 – 高松市役所まではその東側に並行する狭い市道が本路線のルートにほぼ相当するが、高松市役所以北では戦後の都市計画で当該道路が廃止され、市街地の一部となった。

●路線距離:築港前 – 公園前間2.4km

●軌間:1435mm

●複線区間:全線

●電化区間:全線(直流600V)

●運行概要
1944年5月当時

運行本数:6-22時台まで6・12分間隔(志度線と直通運転)

所要時間:築港前 – 公園前間18-19分

●停留所一覧
1935年当時

築港前 – 高松駅前 – 広場 – 法泉寺前 – 五番丁 – 七番丁 – 大護寺前 – 馬場前 – 公園前

●接続路線
社名・路線名は廃止時点のもの

高松駅前:予讃本線・高徳本線・宇高連絡船(高松駅)

公園前駅:志度線

🟣高松琴平電気鉄道市内線 路面電車

https://rail-history.org/r/21437.html

●停留所一覧
1935年当時
築港前 – 高松駅前 – 広場 – 法泉寺前 – 五番丁 – 七番丁 – 大護寺前 – 馬場前 – 公園前

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