🟣「あなたは何ができますか?」と聞かれたらあなたは何と答えるか?
これまで、会社員時代と設立した企業で採用する側の面接官として100回以上は面接をしてきた経験がある。日本人も外国人も面接してきた。
先ほどの質問の意味は、聞かれるシチュエーションによって変わってくる。
単純に言うと、転職時の面接なら、「当社で、あなたは何ができますか?」と言う意味だし、起業相談会や起業コンサルティングなどで、聞かれたら、「あなたは、自分で何をしていくら稼げますか?」と言う意味になる。
会社と言うプラットフォームで自分の能力を活かし、どう貢献して稼ぐのか、自分自身のプラットフォームでどう稼ぐのか? と言う違いになる。
転職時の面接なら、「私は〜ができます。そのことを活かして、御社で、いつまでに、どうやって、いくらくらいの規模で御社に貢献できます。」と答えると分かりやすい。
ちなみに、転職や就職時の面接で必ず聞かれる自己紹介と志望動機は、突き詰めれば両方とも自己PRだ。
過去、現在、未来と言う時間軸と自分がしてきたこと、できること、したいこと、そして、そのことを活かしてどう会社に貢献できるかを説明すればよい。
●自己紹介、志望動機→自己PR
過去(これまで何をしてきたか)
現在(何ができるか)
将来(何がしたいか)→どう企業で貢献するか? 自分のしたいことと企業への貢献をリンクする。
「過去に何をしてきて、現在、何ができる、将来は、こうやって御社に貢献したい。」 と言うふうに答えると首尾一貫性があり分かりやすい。
私は面接官をする場合、その人に会い、その人の話しを聞きながら、この企業のこのポジションで、周りの人間となじみイキイキ働く姿が想像できるか、どうかを採用の一つの目安としている。
まあ、実際働きだしてから能力不足でミスマッチだった場合もあるし、稀にポジションに対してオーバースペックの場合もあった🤭
能力面ではポジションにマッチしていたが、周りの人間と上手くいかなかった場合もある💦💦
面接は見合いと同じで相手の理想像に近い姿を演じることができる。しかしながら、結婚してから、こんなはずではなかったと離婚する場合があるのとよく似ている。
先ほど、自己紹介も志望動機も要は自己PRと書いたが、例えば、「私は、これまで海外営業職につき5年間、半導体を中国企業向けに販売し、いくらの売上拡大により社内表彰を受けた。現在は、中国営業部のマネージャーとして〜人の社員の管理と売上管理も行なっている。将来的に、御社で、これまでの〜と〜の実績を活かし、〜をして〜円規模の売上貢献をしたい。」と説明できれば、そのポジションで働く姿が想像しやすい
話しを元に戻す💦
起業の場合は、自分のプラットフォームを使っての勝負となる。起業時は、外注もなかなかできないので、全てのことを限られたリソースの中で行うことになる。
つまり、会社員はすでに存在する様々な資源や環境を使って自分を活かす、起業の場合は、自分の裁量でゼロから一つ一つ壁にぶつかりながら環境と資源を作り上げていき、同時に稼いでいくことになる。自分の性格や能力、自己管理力をよく見極めないと起業は上手くいかない。起業の場合、あなたは何ができますか?と言う質問に答える際、質問に含まれる意味の幅や深さが全く違ってくる。