総合旅行業務取扱管理者試験対策! 海外地理過去問25 (メキシコ)

🟣2018年 過去問

🟣次の空欄に該当するものはどれか。


メキシコ シティの北東約 50 km に位置する( ) は、紀元前2世紀から6世紀頃まで 栄えたといわれる古代都市遺跡で、死者の大通りを中心に太陽のピラミッドやケツァルコア トルの神殿、月のピラミッドなどが計画的に配置されている。


a. ウシュマル

b. チチェン イッツァ

c. テオティワカン

d. パレンケ

答え→c.

🟣世界遺産の一つであるテオティワカンナワトル語: Teōtīhuacān、スペイン語: Teotihuacan)とは、メキシコの首都メキシコシティ北東約50キロの地点にあり、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市遺跡

当時のアメリカ大陸では最大規模を誇り、メソアメリカの中心的都市として機能していた。

太陽のピラミッド

月のピラミッド

「月のピラミッド」から望む「死者の大通り」と「太陽のピラミッド」

テオティワカン人の宇宙観、宗教観を表す極めて計画的に設計された都市で太陽のピラミッド月のピラミッドそして南北5キロにわたる道(「死者の大通り」)が基点となり各施設が配置されている。この都市で祀られた神々は、農業文化と関係深いケツァルコアトルや水神トラロックチャルチウィトリクエ植物の再生と関係あるシペ・トテックなどである。

社会についてはあまり知られていないが、規模から考えると神権的な権威が存在し、高度に階層が分化し、発達した統治組織があったものと推測されている。市内には職人の地区が設けられ、盛んな商業交易の中心地であり、農民たちの巡礼となって集まる信仰の中心地でもあった。

テオティワカンとは、ナワトル語で「神々の都市」という意味で、これは12世紀頃にこの地にやってきて、すでに廃墟となっていた都市を発見した、メシカ人アステカ人)が命名した。アステカ人はテオティワカンを後々まで崇拝の対象とした。

古代都市テオティワカンとして、1987年世界遺産(文化遺産)に登録されている。

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