【昭和レトロ】松田優作主演「探偵物語」とは? シリーズ後半の裏話! 最終回はどうなったか? 主題歌は?

🟣『探偵物語』とは?

1979年9月18日から1980年4月1日まで日本テレビ系列で全27話が放送されたテレビドラマ。

主演は松田優作。

●概要

私立探偵の工藤俊作が、街の仲間達の協力を得たり、彼を邪魔者扱いする刑事たちを手玉に取りつつ、様々な事件を捜査していく様を描いたドラマ。

当時、松田優作が所属していた夢屋事務所の代表・笹岡幸三郎が東映芸能ビデオに籍を置いていた黒澤満からテレビ製作の誘いを受けたことが企画の発端となる。

企画の具体化に伴い、プロデューサー山口剛の早稲田大学在学時代からの友人でハードボイルド評論家・翻訳家である小鷹信光を招いてハードボイルド講習会を主催するなど、企画段階では小鷹自身のハードボイルド論に基づいて本格的な主人公の設定が提案されている。

しかし、実際の映像ではアドリブが頻発するなど、本気と冗談が入り混じった独特の世界観が築かれた。

第12話「誘拐」では工藤俊作がアドリブでカメラに向かって「日本のハードボイルドの夜明けはいつ来るんでしょうかね、小鷹信光さん」と問いかける一幕もあった。

こうした口数が多くコミカルな演技は、サム・スペードやフィリップ・マーロウに代表されるシリアスでニヒルなハードボイルドのヒーロー像とは相当に毛色が異なっており、むしろリチャード・S・プラザーが生み出した海兵隊上がりの私立探偵、シェル・スコットやヘンリー・ケインが生み出したプレイボーイ探偵、ピーター・チェンバーズなど、いわゆる「通俗ハードボイルド」に登場する私立探偵に近い人物造形となっている。

また松田が担当した予告編ナレーションは独特の口調で語られたものだが、これもピーター・チェンバーズのシリーズを多く手がけた中田耕治の訳文を彷彿とさせるものがあった。

しかし、松田のナレーションは回を重ねるごとにエスカレートし、後半はあらすじがまともに紹介されず、撮影現場の裏事情、愚痴、共演者の悪口、松田自身の近況報告に終始するなど、楽屋ネタが連発された。

楽屋ネタは予告編だけでなく、ドラマ劇中でも、第17話での「お前ら、来週から来なくていい。プロデューサーさんにそう伝えとくわ」、第25話での「あと2回だと思うとファ〜ッとやる気が落ちるんだよ」など頻発した。

ただし、最終回は一転してシリアス色が極めて強いストーリーが展開された。

予告も松田、成田、山西、監督の小池要之助の4人を被写体にした挨拶という内容だった。

局側は同時間帯のドル箱シリーズである『大都会』で定着したハードアクション路線の継承を要求していたが、最終的には松田の演技志向が優先される結果となった。

一方で第3話ではカーチェイスシーンが挿入されており、同シーンにて工藤が「おいおい、まるで『大都会 PARTIII』じゃないか!」と前番組の余韻を皮肉るアドリブを披露していた。

この第3話は最初に撮影され、当初第1話として放送予定だったが、後発の村川透監督の作品が「こちらの方が今の時代に合う」というプロデューサー全員の一致した意見で放送順が変えられた経緯がある。

製作主体は東映傘下の東映芸能ビデオだが、プロダクション業務は東映東京撮影所ではなく調布市のにっかつ撮影所内で行われていた。

演出陣も前番組『大都会』と同じくニューアクション勢を中心とした日活出身者でほぼ占められ、他に東宝の西村潔と助監督昇進者が加わったのみで、東映出身者がゼロという点も異例である。

一方で文芸面では、それまで日本テレビ火曜夜9時枠を支えたシナリオライター陣の多くがテレビ朝日系列の『西部警察』へ抱え込まれたことから、本作がデビューとなる丸山昇一を中心に、田中陽造、桂千穂、白坂依志夫、内田栄一などベテラン・若手問わず多彩なライター陣が新たに迎えられた。

唯一、柏原寛司のみが『西部警察』と本作を同時並行で執筆している。

放送開始当初の視聴率は20%の大台に乗る好調なスタートを切っていたが、中盤以降は10%台前半にまで大きく数字を落とすこととなり、当時アクション路線を強調していた火曜夜9時枠の作品としては異色作扱いされ、一時マイナー作品として見られていた。

だが松田が亡くなった直後に追悼企画として再放送されたのを機に新規のファンを増やすこととなり、現在では松田の入門的かつ代表的作品として各方面に強い影響を与えている。

●工藤 俊作 – 松田優作
東京に工藤探偵事務所を構える私立探偵。

ユーモアと自由を愛する男。

横浜で育ち、サンフランシスコ警察に刑事として勤務していた過去を持つ。

とある事件で仲間を殺害された悲しみから仲間を作る事を恐れるようになり、日本に戻る。

黒いスーツ(白や茶のストライプスーツを着ることもある)と派手なカラーシャツを着こなし(ベルトは使わずサスペンダーを愛用)、ソフト帽とサングラスを愛用。

移動手段はベスパP150X。

タバコの銘柄はキャメルを好み、(カルティエ製)ライターの火力は常に最大。

また、冬季はスーツの上からダウンジャケットを着込む(第23話、第24話ではテーラードコートを着ていた)。

聞き込みの際には情報提供者にマイク付きテープレコーダーのマイクをかたむける。

風俗店の常連客でトルコ風呂(ソープランド)に好んで通っている。

万年金欠気味だが、依頼人から金を渡されても、心情的に納得できないと受け取らないことがある。

死者には手を合わせず、脱帽してキリスト教式の十字を切って弔意を示す。

乙女座生まれの潔癖症(第12話)、血液型はAB(第11話)で、下半身が無毛症(第13話)。
「コーヒーに砂糖とミルクは入れない主義」、「午前中と日曜日は仕事をしない主義」、「職業蔑視はしない主義」、「手相は見ない主義」、「相手にかかわらず約束は守る主義」「家庭のトラブルは扱わない」など多くの主義を持つ。

愛飲している飲み物はシェリー酒(主にティオペペ)と酪農牛乳。また、コーヒーのブレンドにうるさい。

ブルーマウンテン・キリマンジャロ・モカをブレンド(最終話でのマスター(柄本明)の台詞)。

月に1回、一人で豪勢なディナーを食べるのがささやかな楽しみ。

就寝時はピンクのパジャマにアイマスクを愛用。

船舶に弱く、乗っているだけでも嘔吐感を催し昏倒する。

イレギュラーな場面に遭遇し警察に嫌疑をかけられ新聞沙汰になる事も多々あるが前科はない(ただし、度々拳銃を不法に入手して発砲しており、服部がわざと見逃した事も)。

施錠されているドアを易々と外し、手錠をかけられても素手で外すことが出来る。

最終話にて殺された仲間たちの復讐を果たした後、終盤で男に刺されるが、その後の生死は不明。

事務所の所在地は、第2話で本人が「渋谷」と発言しているが、名刺には「東京都千代田区平河」と印刷されている。

●一話

●二話

●最終回 ラストシーン

●探偵物語の裏話を語るプロデューサー山口剛【貴重映像】

●探偵物語のキャストの現在【出演者は今どうしてる?】

●【ゆっくり解説】「探偵物語」謎!工藤俊作の生死,松田優作コミカルなし最終回,【ドラマ】感動ストーリー,衝撃の最終回あらすじ

●主題歌 OP/ED

●芳野藤丸 with SHOW-SKA【LIVE】Bad City〜男達のメロディー【official

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