一番確実な英語やり直し法 No.10

(2) スランプ克服法: 「夜明け前が一番暗い」


I am not concerned that you have fallen. I am concerned that you arise.
「あなたがころんでしまったことに関心はない。 わたしは、あなたがそこから立ち上がることに関心があるのだ。」  エイブラハム・リンカーン

Boys, be ambitious, not for money, not for selfish accomplishment, not for that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for attainment of all that a man ought to be.
「青年よ大志を抱け。金や独りよがりの功績のためでなく、人が名声と呼ぶあのはかない物のためでなく、人が備えねばならない物を身につけるために大志を抱け。」  William s. Clark

In the middle of difficulty lie opportunities.
「困難の中にこそ、チャンスが眠っている。」  Albert Einstein

He who loses wealth loses much; he who loses a friend loses more; but he who loses courage loses all.
「富を失う者は多くを失い、友人を失う者はさらに多くを失う。しかし、勇気を失う者はすべてを失うことになる。」  Cervantes, Miguel de

The best way to cheer yourself up is to try to cheer somebody else up.
「元気がないときは、人を元気づけるようにしてみるのが一番だ。」  Mark Twain

I am not discouraged, because every wrong attempt discarded is another step forward.
「私は失望などしない。 なぜなら、どんな失敗でも次への前進の新たな一歩となるから。」  トーマス・エジソン


何か事を成し遂げようとするとき必ずスランプはやってきます。

成長していることのひとつの証しです。

プロ野球選手、棋士、芸術家、歌手、俳優、力士、ビジネスマン、例外なく誰にでもスランプはあります。

スランプに慣れてください。

定期的にスランプはやってくるものですから、「ああ、また来たか」くらいの気持ちでいいのです。

よく持病に悩まされる人が「病気とうまくつきあっていく」という言い方をしますが、スランプも持病みたいなものですからうまく付き合っていけばより多くのことが学べます。

一流と呼ばれる域に達した人は独自のスランプ対処法をもっています。

例えば、あるプロ野球選手はスランプ時には自分がベストの成績をあげたときの姿をビデオで何度も繰り返し見るそうです。

スランプは一回り大きなにんげんになるために必要な道のりです。

レベルが高くなればなるほど深刻なスランプに陥りがちです。

スランプのときにどのように対処するかで、その道を究められるかどうかが決まってきます。

より高いレベルに達すれば、より多くのひとに教えたり、より多くのひとの役にたつことができます。 

自分のためだけに事を成し得るのではなく、家族や友人、周りのひとの役にたてる人物になるために事を成すのです。

一般に英語力はレベルが上にいくほど学習時間に対する上昇率が低くなりブレークスルーを迎えるのにより多くの時間を要します。

「夜明け前が一番暗い」とはよくいったものです。

伸びる前が一番苦しいのです。

基本に立ち返り、当然やるべきことを地道に続けましょう。

特別なことをする必要はありません。

自分を信じて行動してください。

英語学習開始 => 英語力アップ => スランプ => スランプ克服 => より高いレベル(技能面、精神面) => より質の高い学習 => 英語力アップ => スランプ => スランプ克服 => 繰り返し-----。

この過程の繰り返しにより、自分自身の英語習得の方法論が確立されていきます。

避けては通れない道のりです。

行動はクールに、心の中は熱く目標達成の炎をともし続けましょう。

自分自身で選んだ道ですから。

スランプ時の対処法:

まず自分自身でスランプの原因を冷静に分析してみましょう。

スランプは一度立ち止まって休息をとり、これまでの行動を振り返るいい機会です。

― 日々、頑張っているのにやる気がでない。

過去の学習記録を振り返ってみましょう。

これまでやってきた学習内容、達成したことを振り返って「自分もよくやってきたなぁ、いや、本当によくやってるよ」と自分をほめてあげましょう。

また、ひとつのことにあまりにも集中して時間をさいていると効率が落ちてきます。

脳の処理能力が低下してきます。飽和状態になっているのです。

休息をとったほうがいいというメッセージです。素直に休みましょう。

- 英語力が思ったように伸びない。
伸びない理由をひとつひとつ冷静に分析してみましょう。

技能面:英語学習の方法論は自分の能力、性格、習慣、環境に適していますか? 当然やるべきことは継続してやれていますか?

メンタル面:最初に設定したビジョンは現在も変更ありませんか? モチベーションは維持できていますか?

生活面(普段の心がけ):家族や周りひとに親切に接していますか?

周囲との調和を保っていますか?

目的達成のために我欲(エゴ)が強くなりすぎていませんか?

別の角度から見るとスランプになるというのはエゴ(我欲)が強くなりすぎているというメッセージかもしれません。

自分の目標達成だけのために日々の行動しており視野が狭くなっているのでは?

英語の勉強ができる環境に対して感謝を忘れていませんか?

― 学習法がマンネリ化してきてやる気がでない。
そんなときは、気分転換に学習法を変えてみましょう。

ひとつの例としてひとに教えてみる(Share)のはいかがでしょう。

ひとに教えると自分の足りないところが見えてきます。

ひとに教えながら実は自分が一番学んでいるのかもしれません。

その他のスランプ対処法:

- 原点に立ち返る。 
あなたは誰かに強制されてやっていますか?

ビジョンは何だったのですか? 得られる利益(精神的、物質的)は何ですか?

好きなこと、自分の心が喜びを感じることをしていますか?


- メンター(精神的指導者)にメールでコンタクトをとる、会う。

- バイブル的な本を持つ。 読んで元気と勇気を与えられる本を読む。

- 遠くに住んでいて普段会えない友人にメールで現状を伝えてみる。 直接的でなくても別の角度からみた何かいいヒントをもらえるかもしれません。


Life is an exciting business and most exciting when it is lived for others.
「人生は興奮に満ちている仕事だ、もっとも興奮するのは、他人のために生きるときだ。」  ヘレン・ケラー

Life is either a daring adventure or nothing.
「人生とは、果敢なる冒険か、つまらぬ物のどちらかだ。」  ヘレン・ケラー

Never bend your head. Always hold it high. Look the world straight in the eye.
「いつもうつむいてはいけない。 いつも頭を高くあげていなさい。 世の中を真っ正面から見つめなさい。」  ヘレン・ケラー

Only those who dare to fail greatly can ever achieve greatly.
「失敗する勇気のある人のみ大成功をおさめることができる。」  
ジョン・F・ケネディー


Our greatest glory consists not in never falling, but in rising every time we fall.
「私たちのもっともすばらしい栄光は、決してくじけないことではなく、くじけるたびに、起きあがってくることにある。」  オリバー・ゴールドスミス

Even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.
「わたしたちには今日も明日も困難が待ち受けているが、それでもわたしには夢がある。」  キング牧師

We would accomplish many more things if we did not think of them as impossible.
「不可能だと思わなければ、私たちはより多くのことを成し遂げられる。」 マルゼルブ

All men who have achieved great things have been great dreamers.
「偉大なことを成し遂げた者は、皆夢を持っていた。」  マーデン

It requires more courage to suffer than to die.
「死ぬことより苦しむことの方が勇気がいる。」  ナポレオン・ボナパルト

It is in the moment of decisions that your destiny is shaped.
「あなたの運命が決まるのは、決心の瞬間だ。」  アンソニー・ロビンズ