◼️佐野元春 – アンジェリーナ [1981]
◼️ダウンタウンとのトーク
佐野元春 / ヤングフォーエバー
◼️インタビュー
◼️佐野 元春(さの もとはる)
1956年3月13日-
日本のミュージシャン、シンガーソングライター。
東京都出身。
1980年に、シングル『アンジェリーナ』でデビュー。
詩人としてのメッセージを内包した歌詞、多様なリズムとアレンジ、ラップやスポークン・ワーズなどの手法を実践。
さまざまなジャンルの音楽を折衷させた曲を数多く発表して作品の商業的ヒットに関係なく高い評価を得ている。
現在は独立系レーベル「Daisy Music」を主宰し、インターネットを通じた音楽活動等でも先駆的な試みを続けている。
🔹人物
海岸を散策していた時に佐野を遠くから見つめる野生動物に向かって「こっちへ来いよ」と呼びかけたことをダウンタウンに激しく突っ込まれ、1997年4月7日に同番組の特番「HEY! HEY! HEY! Music Award」に出演した際に「動物愛護賞」を授与された[36]。また、2009年に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)で放送された「クイズ佐野元春の500のコト」に出演した際には、予測不能な回答を連発し、出演者を翻弄している。
水泳が趣味であり、週に2・3回、約1000メートル泳ぐという。
『Sweet16』は、1992年の日本レコード大賞・優秀アルバム賞を受賞した。しかし、本人は同賞受賞から2年後にマネジメント事務所の隅にひっそりと置いてあったトロフィーを見て初めてその事実に気づいたという。
ベスト・アルバム『THE SINGLES EPIC YEARS 1980-2004』リリース時点で父親と妹を亡くしている。
🔹創作活動
自身はロックンロールを作っており、どんなに難しい表現の曲を作ったとしても、常に15歳から25歳の聴き手に聴いてもらうことを考えているとし、「僕は大衆音楽を作る人ではないかもしれません」とした上で「でも、誰よりも大衆音楽を作りたいと願っているアーティストでもあるんです」と述べている。
また、自身の楽曲やアルバムの作り方について「「僕は悲しいので、こんな思いをみんな聴いて、同情して」みたいな曲は、僕は絶対に歌わない。
“私の歌”、“僕の歌”というのは、一切書いてこなかった。
“私”が主体じゃなくて、“私たち”が主体の音楽を上手く書けたらいいなと、ずっと思いながら続けてきました。
本当のことを言うと、曲を書く時に、僕が個人的に言いたいことは、何もない」「その時代、その時代の、僕の新聞のようなもの」「曲のタイトルがヘッドライン」「僕の思いを入れない方が、上手くいくわけです」「自分の曲を歌って、自分自身がエキサイトするものでなければ、大抵は駄作だなって思っている。だいたい、僕なんかより、もっと感受性の強い人たちが聴いてくれているんだから、リスナーを絶対に見くびったりはしないし、いつも恐る恐る「大丈夫かな?」と思いながらソングライティングしています」「だから、客観的な表現になるんだろうね」「僕のような風来坊が考えていることなんて、どうでもいいことなんです(笑)」と述べている。
デビュー時からビートを重視した歌詞作りを心掛けており、「情けない週末」ではウィリアム・S・バロウズの技法が取り入れられており、意味を落とした単語の羅列だけで畳みかける箇所がある。
また、アルバム『VISITORS』ではヒップホップやラップが取り入れられている。
実体験に基づいて作詞しているのかと聞かれることもあるというが、本人によると「100%自分の事を歌った詩はひとつもない」といい、「そういう意味では自分は作家なんだなと思います」と述べている。
事実、前述したとおり佐野の楽曲には学生時代に書かれた楽曲がプロになってから正式に発表されたケースも存在している。
発表の有無を問わず、午前中には楽器を弾いたり作詞・作曲をしているという。
また、ストックは100曲以上に及ぶといい、曰く「インストゥルメンタルの曲だったら毎日できる。
難しいのは言葉付きの音楽。言葉がないんだったら、いくらでも出てきます」という。