◼️リーディング問題の解答時間が足りなくなる人向けの時短テクニック23選。
これらのコツを知らずに受験すると解答時間をロスしてしまう。
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https://note.com/redtiger/n/nb248418c08ae
はじめに
この記事を読んでくださりありがとうございます。この記事では、TOEIC L&Rのリーディング問題で時間が足りなくなってしまう方向けに解答時間短縮テクニックを23個挙げています。これらのテクニックを知って受験するのと知らずに受験するのとでは解答スピードに大きな差が生じ、スコアにも影響を及ぼしてきます。
私は、2022年以降、ほぼ毎回TOEIC L&Rの公開テストを受験して最新の出題傾向を分析しています。2年間の有効期限内の公開テストのベストスコアは、リスニングが満点、リーディングが485点です。
この試験においてリーディング問題を解く際、正確さに加え、解答時間を短縮する為に、頭の中で効率性を常に考えながら解いています。
時間との戦いであるTOEIC L&Rのリーディングセクションにおいては1分1秒の短縮がスコアに影響を及ぼしてきます。
リーディング問題を解き進めていく際に、頭の中で考えている解答時間を短縮する為の様々なテクニック的なことがらを言語化し、この記事でまとめました。
この記事に挙げたテクニックは、私が実際に使って解答時間の短縮につながっているものばかりですので効果は実証済みです。また基本的なテクニックが多く、どなたが試しても再現性があると考えます。
実行すればすぐに効果がある時短テクニックと効果を得る為に普段の学習時に準備しておく必要がある時短テクニックがあります。
2024年になり難化傾向がますます進んでいるTOEICの公開テストにおいては、テクニックは通用しなくなっていると言われますが、通用する解答時間短縮テクニックは存在します。
もちろん、テクニックに頼らず、英語力そのものを伸ばしてTOEICのスコアアップを狙うのが正攻法だとは思いますが、どんな試験においても知っているのと知らないのではスコアに大きな差がつく試験の特徴や癖というものがあります。
私は、TOEICのスコアアップには、英語力に加え、TOEIC独特の特徴や癖に対処するテクニック(TOEIC力)、そして、学習過程や試験中におけるメンタル管理能力が目標スコアを達成する上で欠かせない重要なファクターだと考えています。
現在のTOEIC試験は、一般のネイティブスピーカーが全く準備せずにぶっつけ本番で受けた場合は恐らく満点は取れないでしょう。それは英語力はあっても、TOEIC力が不足しているからです。
この記事に挙げた時短テクニックを用いて、読まれた方が解答時間の短縮を実現し、目標スコアを達成されることを願ってやみません。
🔸TOEICの得点力 = 英語力 x TOEIC力 x メンタルマネジメント
※TOEIC力: TOEIC特有の問題に対処する力。例えば、TOEIC独特のパラフレーズ/言い換え表現や語彙、コロケーション、複合名詞の知識や各パート別の効率的な解き方、時間配分、時短テクニックなどがある。
それでは早速はじめていきましょう!
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“Never say never, because limits, like fears, are often just an illusion.”
Michael Jordan (マイケル・ジョーダン)
「無理だなんて絶対に口にするな。限界は恐怖と同じで、大抵は幻想にしか過ぎないから。」
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作者のプロフィール
モリヨシナリ
Bizconsul Office代表。ビジネス英語講師。全国通訳案内士(英語・中国語)。
2022年3月からほぼ毎回、TOEIC L&Rの公開テストを受験し、最新の出題傾向を把握、また韓国から既出問題集、実践問題集等を購入して解き、対策法を分析している。英語学習に関する記事やTOEICの対策法についてブログやSNSにて発信中。
2022年以降の公開テストの受験回数は、2022年度が10回、2023年度が12回、2024年度は、7/28時点で7回。現在、住んでいる香川県では公開テストは毎月実施されない為、前泊して兵庫県や岡山県で受験している。
2年間の有効期限内の公開試験のベストスコアは、リスニングが満点、リーディングが485点。
TOEIC以外に、全国通訳案内士(英語・中国語)、英検1級、国連英検A級、TESOL(英語教授法)などの資格を保有。米国大学経営学部留学マーケティング専攻。
英語講師としては、観光庁主催のインバウンド英語研修に講師として認定され、香川県や愛媛県、高知県の市役所や宿泊施設等にて登壇。また、エレクトロニクス企業での20年以上の豊富な海外ビジネス経験を活かしてビジネス英語講師として活動。TOEICのスコアアップ対策を指導中。
🔸メルマガ
英語・中国語マスターへの道
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目次
- はじめに
- 作者のプロフィール
- 第一章: TOEIC学習者の悩みとスコアアップの大前提
- 1、TOEIC学習者の悩み
- 2、スコアアップの大前提
- 3、最重要事項は実践で使える英語力を養うこと、テクニックはスコアアップの手段
- 4, パート7の時間不足を解消する為のステップ。 “正確に”理解できる読解力 x 時短テクニック
- 第二章: リーディング問題の解答時間を短縮する為の時短テクニック
- 🔹時短テクニック① Time Management
- 🔹時短テクニック② Which Part to Solve First?
- 🔹時短テクニック③ Time Pressure
- 🔹時短テクニック④ 何でマークするか?
- 🔹時短テクニック⑤ 位置
- 🔹時短テクニック⑥ Mental Shift
- 🔹時短テクニック⑦ Frequency
- 🔹時短テクニック⑧ 世界観
- 第三章 パート別の解答時間を短縮する為の時短テクニック (パート5、パート6、パート7)
- 🔹時短テクニック⑨ パート5 Graciousness
- 🔹時短テクニック⑩ パート5 What to check first?
- 🔹時短テクニック⑪ パート5 Proper Noun
- 🔹時短テクニック⑫ パート6 Document Type
- 🔹時短テクニック⑬ パート6 Solve or Skip?
- 🔹時短テクニック⑭ パート6 Demonstrative Pronoun
- 🔹時短テクニック⑮ パート7 Document Type
- 🔹時短テクニック⑯ パート7 Time-consuming or not?
- 🔹時短テクニック⑰ パート7 Which Questions to Skip?
- 🔹時短テクニック⑱ パート7 Plot
- 🔹時短テクニック⑲ パート7 Paraphrasing
- 🔹時短テクニック⑳ パート7 Guessing-type questions
- 🔹時短テクニック㉑ パート7 Which multi-passage questions to solve in the remaining 5 minutes?
- 🔹時短テクニック㉒ パート7 Documents related to cross-references
- 🔹時短テクニック㉓ パート7 Websites covering various topics
- 🔹時短テクニック㉔ パート7 追加 The sign of a cross-reference question.
🔸この記事に含まれる内容
・リーディングの解答時間短縮に役立つ基本テクニック23選。知らないとスコアに差が出てしまう小さな技を組み合わせて解答時間を最短化するコツ。
・リーディング問題のパート別の解答時間短縮テクニック (パート5, 6, 7)
・パート7の解答の根拠とその言い換え表現を集めた書籍の紹介
・最新の傾向である多種多様なトピックに対応するのに役立つサイト紹介。和訳、キーワード、音声付きのサイトなど。
第一章: TOEIC学習者の悩みとスコアアップの大前提
1、TOEIC学習者の悩み
TOEIC学習者の方の相談で一番多いのが、リーディングセクションで時間が足りなくなり問題を解き終わらないので、いつも塗り絵をしてしまう(問題を読まずに適当にマークする) と言う内容です。
この記事では、そんな悩みを持つ方に対してリーディング問題の解答時間の短縮につながる様々な時短テクニックを、最新の問題傾向も加味しながら説明していきます。
2、スコアアップの大前提
多くの方が時間が足りず全問解き終わらなくて悩んでいると書きましたが、そもそも大前提として、全問を解き終える必要があるのは、900点以上を目指す方です。
公開試験の得点分布データでは900点以上を取る人は全受験者の中の3%〜4%くらいとなります。
TOEICには、全問解き終えることよりも重要なポイントがあります!
それは、TOEICでは、難問も簡単な問題も一問の価値は同じという点です。また、速く全問を解いたからといってスコアが良くなるというスピードを測る試験でもありません。スコアは正解した数で決まります。
ですから、同じ時間をかけるなら難問を1問解くよりも、簡単な問題を3問解いて正解する方がスコアが高くなるのです。
また、苦労して難問を解いたとしても、それが採点されない可能性もあります。ある問題に関して、英語の初級者と上級者の間で正答率が逆転し、初級者のほうが正解する率が高くなってしまったような場合は、この問題は不適切な問題、つまり「悪問」として扱われ採点対象から除外されます。
ですから一番避けるべきは、上級者も迷うような難問に時間をかけすぎて、本来、自分が解ける簡単な問題を時間不足で解けない状況に陥ってしまうことなのです。
せっかく毎日、TOEICの準備に時間と労力、資金をかけてやってきても、本番の試験で自分が解ける問題を時間切れで解けないと言うことはスコアアップのチャンスを自ら放棄してしまうようなもので悔やんでも悔やみきれません。
🔸【ポイント】900点以上を目指す上級者以外は、リーディング問題を全問解き終える必要はない。解ける問題を取りこぼしなく確実に解き、正解数を積み上げることがスコアの最大化につながる! 上級者が悩むような難問を時間をかけて解いたとしても簡単な問題と価値は同じ、更にその難問が悪問の場合は採点されない可能性もあることを知っておく。
🔸スコアアップ = 正解数の最大化
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