カレーのことならクールスのジェームス藤木さんか鼻田香作に聞け! 『包丁人味平』に登場したカレー将軍 鼻田香作とは? 謎のブラックカレーとは?

🟣カレーのことならクールスのジェームス藤木さんか「包丁人 味平」のカレー戦争編に登場した鼻田香作に聞くのが良い。

クールスのジェームス藤木さんはカレーの移動販売をやろうとしたり、カレー屋に勤めスパイス中毒になりかけたほどのカレー通。

◼️鼻田香作(はなだ こうさく)

『包丁人味平』(原作:牛次郎、漫画:ビッグ錠)のカレー戦争編に登場するキャラクター。

世界中のありとあらゆるカレー料理の修業を積んだというフリーランスのカレー専門家、通称「カレー将軍」。

幼い頃からカレー作りを始め、少年期からカレー料理店で働き、30年かけ6000種類のスパイスを嗅ぎ分ける嗅覚を得る。

あまりにも嗅覚が鋭いため、保護のためか常にマスクらしきものを鼻部に装着している。

しかしマスクをつけた状態でも屋外で服についたスパイスの臭いがわかるほど、鼻は鋭い(ただし「味平カレー」の隠し味の醤油の香りはスパイスではないため見破れなかった)。

その造詣の深さ、能力の高さは、三ツ星レストランのシェフでさえも、ことカレーにおいては鼻田には及ばないと言わしめたほどである。

カレーによる世界征服を企み、マイク赤木と「インド屋」を開店。

カレー戦争で結託することになる。

自分の作ったカレーには非常に誇りとプライドを持っており、味平のミルクカレーを初見で簡単に再現するがそれを取り込むような事はせず、子供向けメニューとして独自にスパゲッティとカレーを組み合わせた「スパカレー」を作り出し対抗、マイク赤木が彼の了解を得ず勝手に「アジヘイ」潰し対策で仕掛けたカレーの値下げ競争に対しても、一流の料理人がやる事ではないと反発した。

ただし、客が味よりも値段の安さに釣られてやってきたというマイクの主張には反論できず、値下げを続けるなら自分の弟子達とともにインド屋から引き上げると恫喝する事で強引に止めさせた。

様々なカレーを編み出し常に味平の一歩先を行っていたが、「味平カレー」の出来栄えの良さ、レシピの不明さに恐怖。

同時に何としても勝ちたいと心を燃やし、ライバル視を強める。

●一人スパイス貯蔵庫に篭り、寝食もろくに取らずに組み合わせを続け、ついに自身究極と断言する「ブラックカレー」を作り上げる。      

味平が完成させた「味平カレー」は凄まじい人気を呼ぶが、ブラックカレーの得体の知れない吸引力はその味平カレーをも凌駕する凄まじい数のリピーターを生み出し、味平ですら自ら負けを認めたほどだった。

しかし、実は「ブラックカレー」は麻薬同然のスパイスが多量に含まれている、およそ「料理のおいしさ」とはかけ離れた代物であった。

自身も長年のスパイス研究による蓄積と、短期間で無理をして「ブラックカレー」を作り上げたことが祟り、副作用で精神に変調をきたし、客の前でテーブルの上に靴のまま乗って立ち「カレーの神様である自分の前にひれ伏せ!」などと誇大妄想じみた発言をする麻薬中毒的廃人に成り下がってしまう。

最後はあまりの態度に救急車を呼ばれ、無理矢理乗せられて退場。

「ブラックカレー」も警察により成分分析された挙句販売中止となり、全ては水泡に帰してしまった。

見下すような発言は目立ったものの料理人としての腕は確かなものであり、味平は彼の迎えた最後に対して複雑な想いを抱き、「料理の道の恐ろしさ」を改めて感じた。

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