🟣サヘル・ローズさんのプロフィール
サヘル・ローズ(Sahel Rosa、Rosa Sahel、ペルシア語: ساحل رز)
1985年10月21日 –
イラン出身、日本で活動するタレント・女優。
本名も同じ(ただし、生来の姓名あるいは個人名は不明)。
愛称はさっちゃん。
ラジオ・テレビ番組では「サヘル」でクレジットされることも多い。
4才頃に実の親を亡くし、7才までイランの孤児院で過ごし、8才の時に今の養母の養子になった。
●生い立ち
イラン西部のホラムシャハルに近い小さな町に14人の大家族の末っ子として生まれる。
1989年2月下旬、イラン・イラク戦争さなかに国境近くにあったその町はイラク軍の空爆により壊滅、そして家族とは4才で生き別れる。
その町へ救護隊ボランティア要員としてテヘラン大学からかけつけていたフローラ・ジャスミン(後に養母となる)に救い出され、孤児院で暮らすこととなる。
空爆被害で本来の出生年、出生名が不明となり、フローラが考えた出生年や名前を使用することになる。
サヘル・ローズとは「砂浜に咲く薔薇」という意味。
薔薇が好きな養母が「薔薇は砂浜に咲かないはずだが、自らの力で困難に立ち向かう力強さを持ってほしい」という想いでつけた(「砂漠の薔薇」という鉱物は存在する)。
フローラ・ジャスミンの生家は身分の高い家柄であり、身元の明らかでないサヘルを養子として迎えることに反対する。
フローラはサヘルを養子に迎えたことにより生家より経済的な援助などを受けることが出来なくなった。
それらの事情を日本に留学していたフローラの婚約者(イラン人男性)に相談、来日を勧められた。
1993年8月13日に、フローラはサヘルを連れて来日した。
日本に来てすぐに、フローラの婚約者が小学校に通える手筈を整えてくれたが、男性の”躾”という名の虐待に耐え兼ねて家を飛び出し、2週間ほど公園でホームレス同然の生活を経験したこともある。
その際、小学校の給食調理員をしていた女性が毎日同じ服を着ているサヘルの様子に気づき、母子に手を差し伸べてくれたという。
夕食の差し入れや、養母の仕事口の世話、アパートの保証人にも名乗りを上げてくれたという。
弁護士を雇って観光ビザから日本に住めるビザを申請してくれたのも、その女性である。
通っていた小学校の校長に日本語を学んだ。
東京都立園芸高校に進学。
高校3年生の時にJ-WAVEのオーディションを受けたのがきっかけで、「GOOD MORNING TOKYO」で初のラジオレポーターを経験し芸能界入り。
東海大学と声優の専門学校に通いながら、外国人のエキストラとして事務所に登録し、「奇跡体験!アンビリバボー」や「ザ!世界仰天ニュース」の再現ドラマに出演した。
大学時代にはITを専攻しており、セキュリティのプログラミングやJavaなどを学んだ。また専門学校時代、俳優の松田洋治に演技の指導を受けていた。
🟣インタビュー動画
●サヘル・ローズ参考人「目でうったえてくる子がほとんど」 施設は施設なりに努力している5/22 衆院・法務委員会
●バラエティ番組