【夙川駅辺りの街路樹】西宮市の羽衣町辺りはコブシ、松園町辺りはモミジバフウ! カトリック夙川教会と遠藤周作さん!

🟣2022/4/8に西宮市にある夙川(夙川)沿いを歩いてきた。

幸運にもまだ桜は残っていた。

2号線以南の桜は、葉桜となっていたが、苦楽園口駅辺りの桜はまだ花見見物出来るだけの桜が咲いていた。

桜見物のついでに、スンドュブの美味しい店 オーキニーで舌鼓を鳴らした。

夙川から芦屋へ向かう山手幹線沿いの街路樹は、ダイエー辺りから夙川カトリック教会辺りには、コブシ。

そして防音壁を設置している松園町から西の街路樹は、冬になると歩道に、サルノクシのような実が落ちており、いつも何という名前の木か、気になっていたのだか、4/8に西宮市役所に電話して聞いてみると、モミジバフウというフウ科の木だった。

西宮市の苦楽園には、作家の野坂昭如さんが若い頃、働いていたホテルの跡地や松下幸之助さんの邸宅横の火垂るの墓の現場であった貯水池も残る。

🟣西宮市松園町 山手幹線沿いの街路樹は、モミジバフウ

●モミジバフウ(紅葉葉楓、学名:Liquidambar styraciflua)

フウ科フウ属の落葉高木。

別名で、アメリカフウやアメリカソゴウコウノキともよばれる。

北アメリカ中南部から東部、および中央アメリカの原産。

日本へは、大正時代に渡来した。

松園町のモミジバフウ。後ろに夙川カトリック教会が見える。

モミジバフウの果実。冬に歩道に落ちている。

●特徴

落葉広葉樹の高木で、日本では高さ20 – 25メートル (m) ほどであるが、原産地では45 mの巨木になるものもある。

樹皮は灰色、淡紅褐色、黒褐色を帯びて、生長するに従いコルク層が発達して縦に裂けるようになる。

一年枝は無毛でつやがあり、二年枝以後の若枝には厚いコルク質の稜(りょう)が見られる。

葉は互生して形はカエデに似ており、5 – 7裂した掌状で光沢があり、美しく紅葉する。

花期は4月頃。雌雄同株で、雄花と雌花が別々に頭状花序をつける。

雄花は細長い穂状の花序、雌花は黄緑色を帯びた球形の花序となる。

果実は集合果で径3センチメートル (cm)。

冬芽は長さ7 – 11ミリメートル (mm) の卵形から長卵形で、赤褐色でつやがある芽鱗6 – 10枚に覆われている。

冬芽のわきにある葉痕は半円形から腎形で、維管束痕は3個ある。

🟣西宮市羽衣町 山手幹線沿いの街路樹 辛夷 (コブシ)

🟣カトリック夙川教会

兵庫県西宮市にあるキリスト教カトリック大阪大司教区の教会およびその聖堂。

かつて大阪教区の臨時司教座が置かれていた旧司教座聖堂(カテドラル)である。

信徒数は教区内で最も多い

夙川にゆかりのカトリック作家と言えば遠藤周作さんと須賀敦子さん。

カトリック夙川教会は遠藤少年が母に連れられてキリスト教という西洋仕立てのぶかぶかの洋服を着せられるに至った場所として彼の作品にしばしば描かれ、遠藤文学の原点といわれている。

須賀敦子さんは小林聖心で早くに洗礼を受けた後、一筋の道を求めてフランスへ旅立った。

須賀敦子さんの感性が共鳴したのはイタリアで、日伊の作家を相互に翻訳する忍耐強い仕事は文学における日伊の架け橋となった。

明晰・静謐・澄明なその文体は、古き良き夙川を彷彿させる。

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