🟣魔神バンダー とは?
『魔神バンダー』(まじんバンダー/ましんバンダー)は、1969年1月5日から同年3月30日までフジテレビ系で全13話が放送された特撮テレビ番組。
放送時間は毎週日曜18:00 – 18:30(JST)。
製作は『怪獣マリンコング』を制作したニッサンプロダクションの後継であるNMCプロ。
●概要
本作は、1960年代半ばに手塚治虫の『魔神ガロン』をフジテレビで放映しようとパイロット版を制作したもののお蔵入りしたため、それを参考にする形で東連山が原作を担当して企画が進められた。
当初、全26回の制作が予定されていたが、半分の13回に短縮された。
制作自体は1966年に終了し、1967年7月2日より毎週日曜19:30 – 20:00で放送予定だったが、当時日曜18:30で放送中の『リボンの騎士』が「視聴率低迷」を理由に6月25日放送分で一旦休止(結局は30分繰り上げ。
そして19:00の『マッハGoGoGo』の30分繰り上げで、新たに日曜19:00 – 20:00に1時間演芸番組『爆笑ヒットパレード』を設置するため、本作は時間どりを再検討するものの、結局は放送が延期され、1969年になってやっと放映されることとなった。
この作品は通常の特撮ヒーロー番組の「変身するヒーロー」と違い、守護神バンダーが怒ると頭部が入れ替わり魔神バンダーになるという珍しい形態であった。
●ストーリー
パロン彗星から水爆の数千倍の威力を持つ宇宙エネルギー・オランが持ち去られた。
オランを取り戻すため、パロンの王子とX1号が守護神バンダーとともに地球にやってくる。
異形の怪人(手がハサミ状の王子たちの事)の出現に政府は武装警官隊を出動させ攻撃を開始。
王子は身を守るため守護神バンダーを呼ぶ。
王子たちが地球に来た目的を知った立花博士は、王子たちに協力、オランを取り戻すため、バンダーと王子、X1号はオランを狙うゴーダー一味を始め、さまざまな悪人たちと戦う。
戦いの末にオランは取り戻され、パロン彗星に帰ることになった王子とX1号。ところが・・・