総合旅行業務取扱管理者試験対策! 海外地理過去問1 (フランス)

🟣2019年過去問

フランス南西部のオード川沿いにある( )は歴史的城塞都市として知られ、二重の城壁に囲まれたシテと呼ばれる旧市街には、歴代伯爵の居城であったコンタル城やステンドグラスの美しいサンナゼール大聖堂がある。


a. アビニョン

b. アルル

c. カルカソンヌ

d. トゥールーズ

答え→c. カルカソンヌ

🟣カルカソンヌ

古代ローマ時代には要塞に囲まれた都市機能の基盤が形成され、中世にはさらに外側にもう一重の要塞が建設されて、この二重の防備が施された丘の上の城塞都市であるシテ(cité, またはville haute)を核として、オード川をはさんで展開した下街(ville basse)との二層の区域が合わさって発展した欧州最古の城塞都市である。

シテを覆う城塞は19世紀に建築家ウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクにより修復されており、シテは「歴史的城塞都市カルカソンヌ」の名で1997年ユネスコ世界遺産に登録された。約40人が暮らす。

街の名前カルカソンヌは、カール大帝がこの都市の攻略をあきらめ退散するときに、当時街を治めていたカルカス (Carcas) が勝利の鐘を鳴らした (sonner) ことに由来するという伝説がある。またこのときに篭城した市民が家庭に残っていた食材である豆、雑穀、豚や腸詰や鴨などの鳥獣肉を持ち寄りまとめて大鍋に入れ煮込んだものがカルカソンヌの名を冠したカスールという鍋料理:カスレのルーツになったと言われている。

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