せとうち島旅ガイド(瀬戸芸公式ツアーガイド) – 2019.7.25. 宇野港、犬島コースのガイドを終えて感じたこと –

2019/7/25 木曜日

●2019年7月25日に、瀬戸内国際芸術祭公式ツアー の夏会期では、初回となる宇野港、犬島コースの通訳ガイドを務めてきた。

天気予報は、曇りだったが、実際は、一日中、快晴に恵まれ瀬戸内ブルーの映える一日となった。

この日の参加者は、合計 33名。 私のグループは、計 16名、内 カナダ人2名、香港人2名を含み日本語及び英語でのガイド対応となった。 香港の方には中国語説明の必要性を尋ねたところ英語の方が良いとのことだった。 私のグループには、瀬戸芸公式ガイドの方、2名も参加されていた。

この日は、RNC 西日本放送の取材クルーの方々が来られていた。

2019年8月3日 PM16 – 17時に放送される瀬戸芸特番の収録とのことだった。

高松港から宇野港までの船内で、瀬戸芸、こえび隊、瀬戸内の島々、宇野港について紙芝居を使って説明。 瀬戸内海で三番目に面積が大きい島は、屋代島だが、山口県の地元から来られた方は、周防大島と呼ぶことを知った。

⚫︎瀬戸芸: トリエンナーレの意味、12の島と2つの港、「海の復権」、コンセプト、瀬戸芸の効果(男木島、大島、豊島)など。

⚫︎こえび隊: 全世界から約 5,000名の登録者。活動内容。自分自身が参加した作品制作について。小豆島の恋、そらあみ、宇野のチヌなど。

⚫︎瀬戸内海の島: 島の数、面積、有人島の数、日本の島の数など。

次回はチャーター船での移動中に目に入る島々のことを話そうと思う。

普段あまり馴染みのない大槌島、小槌島、小豊島、井島、犬ノ島など。 島は見る角度によって全く違って見える場合があるので注意が必要だ。

●宇野港:

宇野港では、原口典之さんの作品3点が夏会期から展示されている。

相変わらず宇野のチヌ、真庭のシシの存在感とインパクトは大きい。 エコアーティストの鬼才 淀川テクニックさん、本名 柴田英明さんの目のフィルターを通して配置されたゴミの色使いが素晴らしい!! 私の好きな作品だけに説明にも力が入り、長くなる 笑。

この宇野のチヌは、自分自身でもウロコの張り替えに参加したこともあり思い入れが強い。

宇野のチヌ。晴れた日には下方から写真を撮るとチヌが大海を泳いでいるような写真が撮れる。

真庭のシシ。鍋のフタの目が絶妙な表情を生み出している。

●犬島 :

⚫︎宇野港から犬島までの船内で犬島について説明。島の概要、採掘業、銅の精錬所跡、TVドラマや映画のロケ地の話しなど。

⚫︎精錬所美術館の最後の部屋にある作品は、三島由紀夫さんが1970年に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で憲法改正のため自衛隊の決起を訴えた際にばらまかれた紙に書かれた文章が一字ずつ鉄に金メッキされた文字として展示されている。

⚫︎淺井裕介さんの石職人の家跡という作品の前に住まれているあばあちゃんが縁側からカラミレンガから島の歴史について語って頂けるという嬉しいハプニングがあった。(前回5月末に来た際は、Yellow Flower Dreamの向かいに住むおじいちゃんが錦鯉を見せてくれた)

⚫︎犬島の家プロジェクトでは、半田真規(はんだまさのり)さんのC邸の花という作品が夏会期から展示が始まった。

⚫︎犬島での全作品鑑賞後、チケットセンターのカフェでこのツアーに参加されていた中国語対応ガイドお二人と山桃サイダーを飲んでいると香港から来た参加者の方からカキ氷を頂いた。注文を間違えて余分に作ってしまったとのことだったが、ありがとうございました!

⚫︎高松港に到着後、解散時にカナダ人の方からカナダ産のメープルシロップ飴を頂いた。ありがとうございました!

犬島 家プロジェクト。ベアトリス・ミリャーゼスさんのYellow Flower Dream。

2019/7/25の宇野港、犬島コースの内容は、2019年8月3日にRNC西日本放送の、瀬戸芸のススメという番組として紹介された。

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